どうもマツローです。

2018年日本プロ野球シーズンも終わり、各球団秋季キャンプに汗を流す中、シーズンオフ最大の関心といえば、FA(フリーエージェント)権をもつ選手の動向ではないでしょうか。今年は特に西武・浅村栄斗選手、広島・丸佳浩選手など、大物選手が名を連ねます。そんな注目選手の一人が、オリックスバファローズ・西勇輝投手ですが、今回は西投手の動向について書いていこうと思います。

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西勇輝投手のプロフィール

西投手は三重県立菰野高校から、2008年ドラフト会議でオリックスに3位指名を受け入団。過去に3年連続二桁勝利をあげ、2011年の初勝利以来、2017年以外は毎年規定投球回数をクリアするなど、長きにわたり安定した成績でチームを支えてきました。今季は開幕投手を務め、2年ぶりの二桁勝利となる10勝をあげ防御率も3.60とローテーションの一角として優秀な成績をおさめています。

FA権の行使を表明!

そんな西選手がFA権の行使を表明。球団は来季も大事な戦力として期待しており、4年8億円という大型契約を提示し、残留への交渉を続けています。
西選手はオリックスについて、「10年お世話になった球団なので愛着もある」と答えていますが、自身のプロ野球選手としての評価を知りたいという思いから、FA権行使に踏み切ったと語っています。

FA宣言をした時点で、ソフトバンク・阪神・中日といった複数球団が西選手の獲得に興味を示し、オリックスを含めると4球団での争奪戦になるとみられています。

その情勢は、当初西選手が子供の頃、地元東海地方の球団である中日ファンであったことから、先発投手を補強ポイントに挙げている中日優勢とみられていました。

しかしここへきて事態が急変。阪神とソフトバンクが西選手獲得へ動くことを表明し、マネーゲームには太刀打ちできないと判断する中日サイドは、西選手争奪戦から撤退する可能性があると伝えられています。

FA戦線の本命はソフトバンク?阪神?

現在オリックスは4年8億円の条件を提示していますが、ソフトバンクはそれを上回る4年10億円前後の巨額契約を準備しているとみられています。

ソフトバンクも加わったマネーゲームは激戦必至。ソフトバンクは他にもFA権行使を表明する西武・浅村選手の獲得にも名をあげていて、豊潤な資金力を活かし、浅村選手・西選手のダブル獲得を目指すことを明らかにしました。

そんなソフトバンクは一見、若い先発投手が多いように思えます。しかし今季は有力選手の故障が重なり、規定投球回に到達した投手が1人もいませんでした。まだ若く故障も少ない、毎年安定した成績を残し、シーズンを通して先発ローテーションを任せられる西選手は、今のソフトバンクに最も必要な選手なのです。

そんな西選手との交渉に名をあげる阪神も、中日同様先発選手を補強ポイントにあげ、4年の大型契約とオリックスとは同じ関西であるという地の利を活かして、交渉を進める予定だと伝えられています。

阪神は例年、FA交渉での獲得を目指す選手には、どの球団よりも早く獲得の意思を伝え、球団社長・場合によっては監督の出馬もあるという、誠意ある交渉をする特徴があります。

誠意を見せ、地の利を活かす阪神か、愛着と4年8億の契約を用意するオリックスか。そしてその条件を超える提示をするとみられるソフトバンクか、子供の頃からの憧れを叶えるため、中日に入団を決めるのか。
また現時点で獲得の表明はしていませんが、先発投手がやや手薄な巨人も交渉へ乗り出す可能性は無きにしも非ず。西選手は巨人・菅野智之選手と毎年自主トレを行うほど仲が良く、静観から一転、獲得を目指すとなれば、菅野選手の存在も重要となってくるかもしれません。

今年のFA宣言締切日は11月13日、14日にFA宣言選手が公示され、西選手をはじめ、15日より交渉が解禁されます。
今季は各球団の顔ともいえる選手のFA宣言や、ポスティングなどでの移籍も考えられるため、一筋縄ではいかないかもしれません。
西選手の決断に注目しましょう。

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