メジャー最高の奪三振王!ランディ・ジョンソンの通算成績と特徴を解説

どうもマツローです。

今回はMLB屈指の剛腕投手ランディ・ジョンソン投手について紹介していこうと思います。

ランディ・ジョンソン投手といえば言わずと知れた「世界最強レベルの投手」で、2mを超える長身から160km/hを超える豪速球と切れ味鋭い高速スライダーを駆使して4000以上もの奪三振を記録したメジャーリーグ史上に残る剛腕投手です。

それではランディ・ジョンソン投手の魅力について迫っていきます!

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ランディ・ジョンソンとはどんな選手?

まずはランディ・ジョンソンのプロフィールを簡単に紹介しましょう。

本名:Randall David Johnson

出身地:アメリカ カリフォルニア州

経歴:モントリオール・エクスポズ (1988-1989)
シアトル・マリナーズ (1989-1998)
ヒューストン・アストロズ (1998)
アリゾナ・ダイヤモンドバックス (1999-2004)
ニューヨーク・ヤンキース (2005-2006)
アリゾナ・ダイヤモンドバックス (2007-2008)
サンフランシスコ・ジャイアンツ (2009)

投打:左投右打

守備位置:投手

愛称:ビッグ・ユニット

ランディ・ジョンソンはサイ・ヤング賞を5度受賞し、通算奪三振数は歴代2位の4875奪三振を誇るメジャー史上に残る大投手です。

2メートルを超える長身から160㎞を超える剛速球鋭く変化する高速スライダーを武器に三振を奪い続けました。2015年には野球殿堂入りを果たしています。

現在はアリゾナ・ダイヤモンドバックスの球団代表付特別補佐を務めています。

ランディ・ジョンソンのプロキャリアを振り返る

ランディ・ジョンソンは85年にドラフト2位でモントリオール・エクスポズに入団し、88年9月15日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビューを果たしました。同年9月20日のシカゴ・カブス戦で11奪三振を奪って完投勝利するなど、デビューイヤーから3勝0敗、防御率2.42を記録し、大器の片鱗を見せつけています。

しかし、デビュー2年目の89年はコントロールに悩まされて低迷し、マイナー落ちを経験し、シアトル・マリナーズにトレードに出されてしまいました。マリナーズ移籍後もコントロールには悩まされ続けましたが、シーズン7勝を挙げます。

デビュー3年目の90年はノーヒットノーランを達成するなど活躍し、14勝を挙げました。91年も13勝を挙げ、92年には自身初の開幕投手を務めるまでになりました。この年の9月27日に1試合で18奪三振を記録するなど、奪三振数を重ね、92年は最多奪三振のタイトルを獲得しています。

93年には奪三振の数はさらに伸び、シーズン308奪三振を記録。そのまま95年まで4年連続で最多奪三振のタイトルを獲得します。

95年にはサイ・ヤング賞を受賞し、シアトル・マリナーズのエースとして活躍を続けたランディ・ジョンソンでしたが、96年は椎間板ヘルニアと背中の怪我の影響で5勝に終わります。しかし、97年は20勝4敗、防御率2.28、291奪三振という文句のつけようのない好成績を残し、チームの地区優勝に貢献。2度目のサイ・ヤング賞を受賞しました。

98年はシーズン序盤に不調で悩まされ、7月に3選手とのトレードでアストロズに移籍。アストロズ移籍後は復調して活躍し、終わってみれば19勝11敗、防御率3.28、329奪三振の好成績を残しました。

99年シーズンからはアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍します。1999年から2002年まで毎年20勝前後の活躍を見せ、99年~2000年は2年連続のサイ・ヤング賞を受賞、4年連続の最多奪三振など多数のタイトルを獲得しました。

2003年は右ひざを怪我するなど、不調にも悩まされ、シーズン6勝に終わりましたが、41歳になる2004年シーズンは完全試合を達成するなど活躍し、16勝を挙げました。

2004年に完全試合を達成したときの動画が以下になります。終盤でも150km/h後半のストレートを投げ込む姿は驚異そのものですね!

2005年シーズンからはニューヨーク・ヤンキース に移籍。2005年、2006年ともに17勝を挙げましたが、2006年は防御率が5点台となり、不本意なシーズンとなりました。

2007年にはダイヤモンドバックスに復帰し、2007年は4勝に留まりましたが2008年は44歳ながらシーズン通して登板し、11勝を挙げました。

2009年シーズンはサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍し、6月に通算300勝を達成。しかし、左肩痛で戦列を離れてしまいました。終盤に復帰しますが、全てリリーフの登板でした。この年限りで引退しています。メジャー実働22年間の長いプロ生活でした。

ランディ・ジョンソンはなぜ打ちづらい?特徴を解説

ランディ・ジョンソンの一番の魅力は奪三振の多さで、メジャー歴代1位の通算奪三振率を誇ります。

ランディ・ジョンソンが他の投手と比較して打ちづらいのは、以下の特徴によるものです。

  1. 約164㎞の剛速球
  2. 非常に見極めにくい球筋

1.約164㎞の剛速球

ランディ・ジョンソンは約160キロのフォーシームと、2種類のスライダー、スプリッター、ツーシームを投げます。2メートルを超える長身から投げ下ろされるため、打者は非常に打ちづらいのです。

2.非常に見極めにくい球筋

ランディ・ジョンソンは長身であるために非常に長い腕を持っています。

投球フォームはサイドスローに近いスリークォーターなので、球の出所が非常に見にくく打ちづらくなっています。

特に左打者にとっては、160キロ超のストレートは背中に近い側から投げ込まれるためぶつかりそうな軌道に見えて球筋が見づらい上に、外に変化していく高速スライダーはストライクとボールが見極めにくく、攻略するのが非常に難しくなっているのです。

ランディ・ジョンソンの通算成績と表彰

最後にランディ・ジョンソンの通算成績を紹介します。

実働:22年

618試合303勝166敗2セーブ4875奪三振 防御率3.29

サイ・ヤング賞 5回(1995年, 1999年-2002年) ※MLB史上2位の受賞回数

投手三冠 (2002年)

最多勝利 (2002年)

最優秀防御率 4回 (1995年, 1999年, 2001年-2002年)

最多奪三振 9回 (1992年-1995年, 1999年-2002年, 2004年)

ワールドシリーズMVP (2001年)

野球殿堂入り(2015年)

まとめ

ランディ・ジョンソンは剛速球とスライダーが武器の大投手で、通算4875奪三振という数字を残せるような投手は今後そうそう現れないのではないでしょうか。

これからの野球界でランディ・ジョンソンを超えるようなピッチャーが現れるのを期待したいですね。

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