どうもマツローです。
今回のベストナインは、歴史ある屋外野球場「明治神宮球場」を本拠地とする東京ヤクルトスワローズ編です。
ヤクルトといえばファンの方も多く、その応援はとても熱いですね。有名なのは得点時にやる「東京音頭」ですが、歌う時には傘を掲げて応援します。その光景はとても圧巻で、綺麗ですよね。
さて、そんなヤクルトですが、選手も一流の選手が揃っています。今やトリプルスリーの代名詞となった山田哲人選手やMLB帰りの青木宣親選手等多くの選手が活躍しています。そしてヤクルトを支えてきた往年の名選手もたくさんいます。ID野球の申し子古田敦也さん、ミスターヤクルト若松勉さん等みなさんもご存知の選手が多数いますよね。そんな過去から現代まで多くの名選手を輩出してきたヤクルトのベストナインをご紹介します。
※2019年度の時点での現役選手の通算成績は2019年シーズン終了後のデータを掲載しています。またメジャーで活躍した選手は日米の通算を掲載しています。外国人選手は日本での記録のみの掲載です。
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Contents
監督
監督「野村克也」
通算成績=11970打席・2901安打・657本塁打・113犠飛
キャリアハイ=1965年.320・156安打・42本塁打・110打点
監督成績(計24年)=1565勝・リーグ優勝5回・日本一3回
「ボヤキ」で有名な野村克也さんを監督に選出しました。ヤクルトを一番リーグ優勝、日本一に導いている名将です。そして現役時代も数々のタイトルを獲得していますし、最強の野球選手ではないでしょうか。実力も知識もあるってすごいですよね。
野手ベストナイン
1番:青木宣親(中堅手)
通算成績=.311・2365安打・729打点・266盗塁
キャリアハイ=2010年.358・209安打・14本塁打・19盗塁
2018年シーズンから再度ヤクルトへ舞い戻ってきた青木選手はヤクルトのリードオフマンの代表格と言っても過言ではないでしょう。特出すべきはその打率で、NPB時代の通算打率(4000打数以上)は史上1位の.326を叩き出している球界最高のヒットメーカーです。彼を一番に置くことで得点力がグンと上がりますね。
2番:山田哲人(二塁手)
通算成績=.297・1068安打・202本塁打・168盗塁
キャリアハイ=2015年.329・183安打・38本塁打・34盗塁 ※トリプルスリー
“Mrトリプルスリー”そう呼ばれた選手が今までいたでしょうか。山田選手の持ち味は走攻守三拍子揃った総合力。どんな場面でも臨機応変に対応できる力を持っているので、チャンスメーカーにも決勝打を打てる選手にもなり得ます。本塁打王と盗塁王を同時に獲得した選手は長いNPB史上で山田選手だけです。また甘いマスクも特徴的でツバメ女子だけではなくプロ野球好き女子に大人気です。
3番:岩村明憲(三塁手)
通算成績=.284・1585安打・209本塁打・732打点
キャリアハイ=2004年.300・160安打・44本塁打・103打点
積極的な打撃が持ち味でファンを魅了した岩村選手を3番三塁手へ。広角に長打を放てる打撃力だけではなく、守備力もかなり高くMLBで二塁手へコンバート後は当時遊撃手を務めていたバーレット選手と合わせて「イワーレット」と呼ばれていました。二遊間と言えば「アライバ」コンビが有名ですが、こちらも負けず劣らずの二遊間ですね。
4番:ウラディミール・バレンティン(右翼手)
通算成績=.273・959安打・288本塁打・763打点
キャリアハイ=2013年.330・145安打・60本塁打・131打点
2013年シーズンに記録した60本塁打は歴代のシーズン記録1位となっていたり、3年連続本塁打王という偉業も成し遂げている最強の助っ人外国人、バレンティン選手。少々気性は荒く、時たま審判団ともめることも。しかし反面、愛称は「ココ」と呼ばれていてフライドチキンが大好物など、ヤクルトファンに愛されています。2020年からは福岡ソフトバンクホークスに移籍することが決まりました。
5番:ロベルト・ペタジーニ(一塁手)
通算成績=.312・233本塁打・635打点
キャリアハイ=1999年 .325・44本塁打・112打点・OPS1.146
ヤクルト時代は恐怖の外国人打者として君臨していたペタジーニ選手を選出しました。本塁打王を2度、打点王を1度獲得するなど主力として活躍。同時期に活躍していたゴジラ松井選手とは毎年HR王を争うライバル関係になっていました。また新人の上原浩治投手がベンチの指示でペタジーニ選手を敬遠し、悔しさからマウンド上で涙を流すというエピソードも有名ですね。
6番:古田敦也(捕手)
通算成績=.294・2097安打・217本塁打・1009打点
キャリアハイ=1992年.316・150安打・30本塁打・86打点
ヤクルトを語る上で古田さんの存在を忘れるわけにはいきませんよね。「メガネを掛けた捕手は大成しない」というジンクスを打ち破り、2000本安打まで達成しヤクルトの勝利に大きく貢献しました。“ミスタースワローズ”の代名詞にもなっています。また人柄も非常に優れていて、2004年のプロ野球再編問題の時には、プロ野球選手会の会長として矢面に立ち、プロ野球の歴史の中で初めてストライキを起こしました。そのおかげで今日のプロ野球はあると言っても過言ではありませんね。現在も野球解説者として活躍していますが、再び監督として指揮を執ってもらいたいと感じます。
7番:若松勉(左翼手)
通算成績=.319・2173安打・220本塁打・884打点
キャリアハイ=1977年.358・158安打・20本塁打・70打点
こちらも古田さんに次ぐ“ミスタースワローズ”です。プロ野球選手としても、成人男性としても小柄な体格ながら巧打を武器に数々の記録を樹立してきました。とてもまじめな性格で、引退後もコーチや監督としてとして数多くの名選手を育て上げてきました。また監督時代には選手を大切にしており「誰もチームから出したくなかった」とおっしゃっていたのも印象的です。
8番:池山隆寛(DH)
通算成績=.262・1521安打・304本塁打・1440三振
キャリアハイ=1992年.279・133安打・30本塁打・148三振
フルスイングが持ち味で“ブンブン丸”の愛称でファンに愛された池山さん。19年間ヤクルトで活躍したこちらも“ミスタースワローズ”です。遊撃手としては珍しいパワーヒッターで、そのフルスイングから繰り出される特大の本塁打には相手選手もファンも度肝を抜かされることが多くありました。実はCDデビューもしている方でもあったりします。
9番:宮本慎也(遊撃手)
通算成績=.282・2133安打・578打点・408犠打
キャリアハイ=2003年.284・154安打・44打点・50犠打
宮本さんは現役時代、ヤクルト一筋で活躍してきました。通算2000本安打と400犠打を達成して名球会に入っている選手は宮本選手しかおらず、また週刊ベースボールの遊撃手ナンバー1にも選ばれるほど守備力が高い選手でした。現在は2020年からはコーチを離れ評論家として活動することになっていますが、将来の監督候補の一人です。
投手ベストナイン
金田正一(先発)
通算成績=防御率2.34・400勝・365完投・4490奪三振
キャリアハイ=1958年 防御率1.30・31勝・311奪三振・22完投 ※沢村賞
金田さんはヤクルトの名投手、だけではなく日本プロ野球史上最高の大投手です。400勝という通算勝利数は未だに破られることはありませんし、奪三振数4490も歴代1位です。他にも多数歴代1位の記録を持っていて、“伝説の最強サウスポー”として後世に語り継がれています。
伊藤智仁(先発)
通算成績=防御率2.31・37勝・548奪三振
キャリアハイ=1993年 防御率0.91・7勝・126奪三振
あの野村克也さんに「天才」と評された伊藤さん。特徴は“史上最高のスライダー”と呼ばれる、横に変化する高速スライダーです。それを武器に打者を三振に切って取り、新人王を獲得することもできました。なんとその年の防御率は驚異の0.91。先発できちんと登板することができて0点台を叩き出すなんて凄いですよね。活躍した期間は短かったですが、全盛期に放った強烈な輝きは伝説となっています。
石井弘寿(中継ぎ)
通算成績=防御率2.66・27勝・485奪三振
キャリアハイ=2002年 防御率1.51・6勝・109奪三振
現在ヤクルトの1軍投手コーチを任されている石井さんを中継ぎとして選出。最速155キロの速球を投げ込む快速サウスポー。左肩の故障で晩年は思い通りの活躍が出来ませんでしたが、全盛期のピッチングは無双もので、当時MLB関係者が最も注目している日本人投手の一人でした。現役時代は五十嵐選手と合わせて「ロケットボーイズ」の愛称で親しまれていました。
秋吉亮(中継ぎ)
通算成績=防御率2.72・59セーブ・74ホールド
キャリアハイ=2015年 防御率2.36・22ホールド
秋吉選手はサイドスローから最速150キロのストレートを武器としています。2015年のリーグ優勝には秋吉選手の活躍無くして難しかったのではと思うほど大きく貢献していました。2019年シーズンからは日本ハムへ移籍してしまいましたが、日本ハムでも守護神としてチームに無くてはならない存在になっています。今後は侍JAPANの一員としても期待がかかる投手です。
高津臣吾(抑え)
通算成績=防御率3.22・313セーブ・679奪三振
キャリアハイ=2001年 防御率2.61・37セーブ・39奪三振
高津さんはサイドスローから「早いシンカー」と「遅いシンカー」を駆使して日本プロ野球歴代2位の286セーブを達成しています。また通算では313セーブをマークし、これは長いプロ野球の歴史の中で高津さんを含めたったの2人しかいません。それくらい高津さんは素晴らしい選手ですし、また海外の様々な球団を渡り歩いた非常に経験豊富な選手であります。現在はその経験を活かし、ヤクルトの2軍監督として指揮を執り、若手の選手育成に尽力しています。
戦力評価※(筆者の独断です)
攻撃力
守備力
機動力
先発投手
救援投手
アットホーム感
「ミスタースワローズ」と呼ばれる名選手を多くラインナップした東京ヤクルトスワローズベストナインはいかがでしたか。他にも多数の名選手がいるのでとても迷います。みなさんだったらどの選手をどこのポジションで、どんな打順で使うでしょうか。色々考えてみると監督になった気分でワクワクします。ぜひチャレンジしてみてください。
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