歴代ベストナイン(千葉ロッテ編)

どうもマツローです。

千葉のZOZOマリンスタジアムを本拠地とする千葉ロッテマリーンズ。

チームや選手ももちろん素晴らしいですが、なにより有名なのがロッテファンの方々。まず総じて応援歌がオシャレで、例えば中村奨吾選手の応援歌には花の慶次のよっしゃあ漢唄を使用していたり、主に試合の後半の攻撃時に流れる応援歌としてロマンシング・サガというゲームのボス戦の曲を使用しているなど実に多彩です。

ロッテファンじゃなくとも一度耳すると頭から離れないような選曲ですよね。皆さん一度は歌ってしまったことがあるのではないでしょうか。さらにビジターユニフォームが黒のため、スタンドは真っ黒になり、更に一致団結した応援で移動したりするので、まさに圧巻です。

そんな熱の籠った応援をしてくれるロッテファンが味方にいるロッテには実に様々な選手が在籍していました。“マサカリ投法”で有名な村田兆治さんや、“ミスターサブマリン”と呼ばれている世界一低いと言われるアンダースローを駆使して日本一に貢献した渡辺俊介さんなど名選手がズラリ。さらに現在は、ロッテの4番を任されている井上晴哉選手や西武から移籍しエースとして活躍している涌井秀章選手等も在籍しています。

交流戦のポスターやマスコットキャラクターなど何かとチーム以外の部分が目立つロッテすが、そんなファンサービス精神溢れるロッテのベストナインを作ってみました。

※2019年度の時点での現役選手の通算成績は2019年シーズン終了後のデータを掲載しています。またメジャーで活躍した選手は日米の通算を掲載しています。外国人選手は日本での記録のみの掲載です。

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監督

監督「ボビー・バレンタイン」

通算成績(メジャーのみ)=.260・441安打・12本塁打・157打点
キャリアハイ=1972年.274・107安打・3本塁打・32打点
監督成績(7年間)=494勝・リーグ優勝1回日本一1回

ファンからとても愛された、陽気で真摯なボビー・バレンタインさん。プロ野球をあまり知らない方でも結構知っている方は多いのではないでしょうか。試合中はなかなか険しい表情で戦況を見つめ、喜ぶ場面だったとしても決して表情をほころばせることはありませんでした。しかし、ひとたび試合外となれば笑顔とユーモアでファンを喜ばせ、不振にあえいでいたチームを見事日本一へ導いてくれたのです。「このチームは世界でイチバンです!」は名言ですよね。ちなみにバレンタインさんに育てられ活躍した選手は「ボビーチルドレン」と呼ばれています。今江選手や西岡選手が主な選手ですね。

野手ベストナイン

1番:西岡剛(遊撃手)

通算成績=.284・1241安打・403打点・198盗塁
キャリアハイ・=2010年 .346206安打・11本塁打・59打点・22盗塁

ロッテ時代に野球選手らしからぬ甘いマスクとその俊足で女性ファンを魅了した“スピードスター”西岡選手。2010年の安打記録はスイッチヒッターと内野手としてはシーズン最多安打を記録しています。上下関係をとても大切にしている方で、阪神で7番を付けていたにもかかわらず、糸井選手が移籍に当たり同じ番号を希望していると知った際は快く譲ったそうです。先輩を立てる方なんですね。

2番:榎本喜八(一塁手)

通算成績=.298・2314安打・246本塁打・979打点
キャリアハイ=1966年 .351・167安打・24本塁打・74打点・14盗塁

“安打製造機”という呼び名の元祖はこの榎本喜八さんです。毎日オリオンズ~ロッテオリオンズの中心選手として活躍しました。才能に恵まれた選手、特にボール球を見極める能力にたけていたそうです。そしてちょっと面白いのが、トレーニングに武道を取り入れていたそうで、合気道などの道場に通っていたようです。

3番:レロン・リー(左翼手)

通算成績=.320・1579安打・283本塁打・912打点
キャリアハイ=1980年 .358・175安打・33本塁打・90打点

メジャーで多数の球団を渡り歩き実績を積み重ね1977年に日本へ来日。そしてロッテオリオンズで大活躍したロッテの助っ人外国人の代名詞レロン・リーさん。なんと翌年にはリーさんの弟も日本へ呼びつけ、兄弟でロッテの優勝に貢献しました。ちなみに下馬評は悪く、メディアからは「大砲というより壊れたピストル」と揶揄しましたが、結果を出したことによりメディアは謝罪記事を出したそうです。通算打率(4000打数以上)はNPB歴代2位.320となっています。

4番:落合博満(二塁手)

通算成績=.3112371安打510本塁打1564打点
キャリアハイ=1985年 .367・169安打・52本塁打146打点 ※三冠王

落合さんは日本球界で唯一3度も三冠王に輝いている“ミスター三冠王”です。こんな素晴らしい落合さんですが、実はロッテへ入団した時のドラフトは3位。そう考えると他球団は悔しい思いをしたでしょうね。また最初に三冠王を取ったのは28歳の時だったのですが、こちらは最年少記録となっています。高打率を残せて、左右に長打も打ち分けることのできる名選手で、打撃能力はNPB史上最強打者といっても過言ではありません。

5番:別当薫(中堅手)

通算成績=.302・965安打・155本塁打・549打点
キャリアハイ=1950年 .335・160安打・43本塁打・105打点・34盗塁 ※トリプルスリー

大阪タイガースから1949年オフに毎日オリオンズに実力を買われ、当時はできた引き抜きで移籍してきた別当さん。移籍後早々にプロ野球史上初めてトリプルスリーに輝きました。この年は岩本義行さんもトリプルスリーを獲ったので、2人同時というのも驚きですよね。

6番:山内和弘(一弘)(右翼手)

通算成績=.295・2271安打・396本塁打・1286打点
キャリアハイ=1960年 .313・151安打・32本塁打・103打点

ロッテや阪神、広島を渡り歩き大活躍を収めた山内さんを右翼手として起用しました。元々は高校を卒業してから中日ドラゴンズの入団テストを受けたそうです。合格はしたのですが、色々と事情があり入団できず、1952年に毎日オリオンズに入団しました。死球による後遺症に悩まされながらもMVPを獲得するなど、不屈の男としても名高いです。

7番:有藤通世(三塁手)

通算成績=.282・2057安打・348本塁打・1061打点・282盗塁
キャリアハイ=1977年 .329・133安打・16本塁打・53打点・26盗塁

ロッテ一筋でプレイし続けた“ミスターロッテ”こと有藤さんを選出。走・攻・守全てに高い能力を誇る万能プレーヤーです。一年目から新人王を獲得し、その後長い間ロッテの主軸として活躍し、ベストナイン10回2000本安打達成と輝かしい成績を残しているロッテのレジェンドです。

8番:井上晴哉(DH)

通算成績=.260・318安打・52本塁打・198打点
キャリアハイ=2018年.292・139安打・24本・99打点

2018年シーズン、ロッテの4番として大ブレークを果たした井上選手。現役選手から初の起用です。前年まではなかなか思うように成績が挙げられず、目立った活躍を見せられていませんでしたが2018年は開幕4番として出場。持ち前のパワーで長打を量産し、ロッテ打線の核となる活躍を見せました。これからまだまだ成績を上げていく選手だと思うので、今後の成績にも要注目ですね。

9番:里崎智也(捕手)

通算成績=.256・890安打・108本塁打・458打点
キャリアハイ=2007年 .270・129安打・14本塁打・75打点

強肩強打が持ち味の所謂「打てる捕手」として有名な里崎さん。第一回のWBCの正捕手を務めて、ベストナインにも選ばれたこともあり“世界一の捕手”としても有名です。特徴は盗塁阻止率の高さで2005年には.400を記録。この記録はこの年の最高記録になっています。また現在は野球解説者として解説やバラエティー番組に引っ張りだこの人気者です。



投手ベストナイン

村田兆治(先発)

通算成績=防御率3.24・215勝2363奪三振・184完投
キャリアハイ=1976年 防御率1.8221勝202奪三振・18完投

“マサカリ投法”と言えば村田兆治さん。村田さんの名前を知らないプロ野球ファンはいないのではないでしょうか。村田さんは得意のフォークボールで三振の山を築き、時には打者へフォークを予告して投げ、三振を取ったという逸話もあります。60歳を超えた現在でも130キロ以上のストレートを投げるなど、様々なエピソードがあるのでまさにレジェンド投手という表現がぴったりの選手ですね。

渡辺俊介(先発)

通算成績=防御率3.65・87勝・42完投
キャリアハイ=2005年 防御率2.17・15勝・3完投

世界で一番低いとも言われているアンダースローが持ち味の“ミスターサブマリン”こと渡辺俊介さんを先発起用です。2005年シーズンの日本シリーズでは、阪神タイガースと対戦し無四球完封勝利をあげました。ちなみに渡辺さんのアンダースローは地上から3センチほどの位置でリリースしており、当時は非常にタイミングが取りづらいと打者を苦戦させていました。

黒木和宏(先発)

通算成績=防御率3.43・76勝・38完投
キャリアハイ=1999年 防御率2.50・14勝・7完投

闘志むき出しのピッチングでファンを魅了、ロッテの“魂のエース”として歴史に名を残した黒木さん。愛称は「ジョニー」でジョニー黒木と呼ばれていました。先発も中継ぎもこなせるオールラウンダーで大変重宝されていました。チームの16連敗を止めるために先発した試合では9回2アウトから同点ホームランを浴び、マウンド上で涙する姿は“熱い男”を物語る名シーンとして語り継がれています。

木樽正明(中継ぎ)

通算成績=防御率3.05・112勝
キャリアハイ=1970年 防御率2.53・21勝

木樽さんは彫の深い顔立ちで女性人気も高かったそうです。高校時代から4番でエースの活躍を見せていて、最初は早稲田へ進学予定でした。しかし、スカウトの説得により東京オリオンズへ入団。首脳陣はさぞ、ほっとしたこでしょうね。

小林雅英(抑え)

通算成績=防御率3.14・234セーブ
キャリアハイ=2002年 防御率0.83・37セーブ

“幕張の防波堤”の異名を持ち、ロッテの絶対的な守護神として君臨していた小林さん。150キロをアベレージとしたストレートと、高速回転するシュートが持ち味で攻める投球スタイル。ピンチを招くことも多く、ファンをドキドキさせるプレーは「劇場型」とも呼ばれました。2018年シーズンまでロッテのベンチ担当をしていましたが、現在は退団しています。

戦力評価※(筆者の独断です)

攻撃力

守備力

機動力

先発投手

救援投手

ファンの声援

ロッテのベストナインはいかがでしでしょうか。現役選手が少ないですが、活躍している選手は沢山います。若手選手の今後の大頭に期待しましょう。

※他にこんな記事もあります。

歴代ベストナイン(北海道日本ハムファイターズ編)

2018年12月8日

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