孝行息子を探せ!勝利の値段が安かった投手ランキング(2018年)

どうもマツローです。

今季の活躍をふまえ、来季への期待は“年俸”となって現れます。

2年連続沢村賞を獲得し、さまざまなデータからも今最も攻略しにくい投手となった巨人・菅野智之選手は、プロ野球最高年俸となる6億5000万円を獲得しました。

菅野選手の活躍を思えば当然の年俸金額ですが、中には年俸が低くてもたくさんの勝ち星をあげチームの救世主となった投手もいます。

今回は2018年のレギュラーシーズンにおいて3勝以上記録した選手を対象に、年俸から1勝あたりの値段を算出し、1勝あたりのお値段が思いの他安かった【プロ野球 高コスパ投手ランキング】をリーグ別にご紹介いたします。

ちなみに2018年の菅野選手を例にあげると、1勝あたり3000万円といった計算になります。

では契約更改時の予想以上に活躍してくれた選手たちへの感謝と共に、高コスパ選手の活躍を振り返りましょう。

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2018年度版 セ・リーグ投手高コスパランキング10傑

1位 アドゥワ誠選手(広島) 80万円

コスパランキング1位となった選手は、“球団別高コスパランキング”でも1位となった広島のアドゥワ誠選手です。

中継ぎとして53試合に登板し6勝をあげますが、2018年は2年目ということもあり、1勝あたりのお値段は破格の80万円

ドラフト5位指名と指名順位が高くないため、契約金も含めここまでトータルで優秀なコスパを実現させています。未だ伸び続けている高身長から繰り出す、角度のあるストレートと大きなカーブを手に、2019年はさらなる躍進がみられることでしょう。

2位 京山将弥選手(横浜) 93万円

コスパランキング2位となった京山将弥選手は、先発投手に故障者が相次いだ横浜で、10代にして開幕ローテーション入りし13試合に登板。質の良いストレートと制球力のある変化球が冴え、6勝をあげました。

クライマックスシリーズ進出争いが続く9月の中日戦では、その日が引退試合で1死のみの登板となった加賀繁選手のあとを投げ、ほぼ完投となる9回まで1失点という好結果。2016年ドラフトでは“滋賀県の最高傑作”とも評された右腕の活躍に、臍(ほぞ)を噛むスカウトも多いのではないでしょうか。

3位 才木浩人選手(阪神) 100万円

セ・リーグコスパランキング上位3選手は、すべて2016年ドラフト会議より入団し、2018年に6勝をあげた高卒右腕でした。上位3選手の中で1番多い投球回を投げ、着々と来季への礎を築いた才木浩人選手は、最速152kmを誇る力強いストレートが武器。

2019年は西勇輝選手・ガルシア選手が先発として阪神へ加入しますが、才木選手も高卒らしからぬ堂々としたマウンドさばきで先発争いに参戦し、開花した姿を見せてくれることでしょう。

4位 中尾輝選手(ヤクルト) 102万円

5位 東克樹選手(横浜) 136万円

6位 平良拳太郎選手(横浜) 150万円

7位 藤島健人選手(中日) 180万

8位 笠原祥太郎選手(中日) 200万

9位 今村信貴選手(巨人) 216万円

10位 小野泰己選手(阪神) 257万円

2018年度版 パ・リーグ投手高コスパランキング10傑

1位 宋家豪選手(楽天) 88万円

台湾でのドラフト会議で2位指名を受けるも、日本球界を目指し来日した台湾出身右腕・宋家豪(ソン・チャーホウ)選手が、昨季のクライマックスシリーズ2勝を受け躍動。2015年に楽天と育成契約し、2年連続で二軍でチームトップの成績を残すと、2017年に待望の支配下登録となりました。

2018年はリリーフ陣の不調や外国人枠に余裕ができたことで、チャンスを掴みました。肩幅が広いがっしりした体格と最速152kmの力強いストレートを武器に、2019年は外国人枠争いを制し一軍定着を狙います。

2位 大竹耕太郎選手(ホークス) 133万円

パ・リーグ投手高コスパランキング2位は、大学時代の2年間を故障で苦しんだ元早稲田大のエース・大竹耕太郎選手です。大学2年までは2年後のドラフト1位候補と言われながら不遇の時を過ごし、育成契約を経て見事復活。球の出どころが見づらいフォームとキレの良い変化球で打者を崩し、ルーキーイヤーとなる2018年に早くも支配下登録を勝ち取りました。

二軍で最多勝となる8勝、一軍で3勝をあげ、中継ぎとしてクライマックスシリーズ・日本シリーズで好投。遅れてきた松井裕樹世代の巻き返しに期待しましょう。

3位 多和田真三郎選手(西武) 162万円

大学4年時に肩を痛め、2015年にドラフト1位指名されながら右肩痛に苦しんできた多和田真三郎選手が、2018年についに開花。昨季の5勝を大きく上回る16勝をあげ最多勝を受賞するなど、一気に西武の勝ち頭筆頭に名乗りをあげました。

16勝のうち完投5・完封2と完投能力があるのも魅力。投球回はリーグ2位を記録し、これまでの成績を払しょくするような大車輪の活躍をみせました。来季は年俸も3倍増となり、球団からの期待も高まっています。

4位 古川侑利選手(楽天) 187万円

5位 澤田圭祐選手(オリックス) 190万円

6位 山本由伸選手(オリックス) 200万円

7位 伊藤翔選手(西武) 200万円

8位 上沢直之選手(日ハム) 218万円

9位 石川柊太選手(ホークス) 230万円

10位 田嶋大樹選手(オリックス) 250万

高コスパ投手に若手投手の夢を見る

セ・リーグからは2016年ドラフト入団選手のランクインが多く、パ・リーグはランキング上位2人が育成出身という結果となりました。高コスパの選手には、ホークスの千賀滉大選手や甲斐拓也選手のように育成を登竜門に活躍のチャンスを掴んだ選手や、ドラフト上位指名ではない高卒の若い選手の開花といった、嬉しい誤算があります。

今回ランクインした選手の年俸が順調にあがるような活躍を祈ると共に、2019年シーズン終了後に新たな高コスパエースが生まれることを楽しみにしています。

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