【2019年プロ野球】セ・リーグ新人王予想!候補選手まとめ【2018年ドラフト1位】

どうもマツローです。

その年最も優秀とされた新人選手に与えられる【新人王】は、人生で1度しか獲得できない名誉ある賞です。プロ野球選手になった選手が、一番最初に目指す賞といっても過言ではありません。

今回の記事では2019年の新人王候補選手を、2018年ドラフト1位選手を中心に各球団1名ずつ選出し、少し早めの新人王予想をご紹介します。

まず新人王の資格・選出方法を改めてご紹介します。

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新人王の選出方法

新人王の選出方法
・全国の新聞・通信・放送各社に所属し、5年以上プロ野球を担当している記者による投票で決定

・相応しいと思う選手がいなければ「該当者無し」で投票が可能

・最多得票の選手の得票数を、該当者無しの票数が上回った場合や、投票総数の26%に達している選手がいない場合は該当者無しとなります

資格

新人王の対象となる資格
・海外のプロ野球リーグに参加した経験がないこと

・外国人枠が適応される選手でも、海外プロ野球リーグに参加した経験がなければ有資格者となる

・支配下選手に登録されてから5年以内

・投手は一軍での登板数が30イニング以内(前年まで)

・野手は一軍での打席数が60打席以内(前年まで)

過去10年のセ・リーグ新人王の傾向

過去10年の新人王の傾向
・投手:6名大卒:6名 社会人:0名)所属年数1年目:6名

・野手:4名(大卒:3名 社会人:1名)所属年数1年目:3名 3年目:1名

・ドラフト順位 1位:7名 2位:2名 育成枠:1名

このように新人王には「大卒で前年にドラフト1位指名を受けた投手」が選ばれる傾向にあります。

これに当てはまる選手は3名。このデータも考慮しながら、各チームの候補選手を選出しました。

【広島東洋カープ】島内颯太郎選手(九州共立大・投手)2018年ドラフト2位

広島東洋カープの新人王候補は、最速152kmを誇る本格派右腕島内颯太郎選手です。紅白戦ですでに菊池涼介選手・松山竜平選手・曾澤翼選手・バティスタ選手など、カープ打線の主力を担う打者を抑えており、そのポテンシャルの高さを証明しました。

キレのあるストレートは球速以上の速さを感じさせ、低めでも凡打に抑えるだけの力強さがあります。現在は中継ぎでの登板が予想されていますが、先発にも対応できる投手であるだけに、やや投手に弱点がある広島において、年間を通して活躍できる可能性があります。

【東京ヤクルトスワローズ】清水昇選手(国学院大・投手)2018年ドラフト1位

内外野・投手共に世代交代が急務とされる東京ヤクルトスワローズの新人王候補は、即戦力を期待されている清水昇選手です。国学院大でも毎年コンスタントに成績をあげ、1年通しての体力・変化球の精度・ストレートの質・球速、すべてに総合力の高さが伺えます。

ヤクルトはオフに先発候補・高梨裕稔選手、中継ぎ候補に寺原隼人選手・五十嵐亮太選手・スアレス選手などを獲得しましたが、首脳陣からの期待も大きいことから清水選手にも多くのチャンスが巡ってくることが予想されます。

しかし、ヤクルトは他のポジション争いでも若手選手が台頭しています。外野手の高齢化と控え選手の退団によりチャンスが巡ってきそうな塩見泰隆選手、三塁争いでは故障がちな川端慎吾選手・大引啓次選手からのレギュラー奪取を狙う村上宗隆選手が高評価。

塩見選手も村上選手も新人王の資格を有していますので、2019年はヤクルト内新人王争いからも目が離せませんね。

【読売ジャイアンツ】高橋優貴選手(八戸学院大・投手)2018年ドラフト1位

読売ジャイアンツの新人王候補は“みちのくのドクターK”高橋優貴選手です。大学時代に北東北リーグ記録更新となる301奪三振をマークし、リーグ戦通算20勝を記録。巨人の補強ポイントであった左腕強化にも合致します。

そんな高橋選手の最速152kmの球威あるストレートとキレのある変化球には定評があり、投球全体にまだまだ課題はあるものの短いイニングでの投球なら充分即戦力を期待できます。

2019年は内海哲也選手・杉内俊哉投手の2大左腕が抜けてしまい、田口麗斗選手も昨年は不調に終わったことから、先発のチャンスもあると予想しています。

【横浜DeNAベイスターズ】上茶谷大河選手(東洋大・投手)2018年ドラフト1位

横浜DeNAベイスターズの新人王候補は、驚異の奪三振率を誇る上茶谷大河選手です。

大学時代は4年まで不遇の時期を過ごしましたが、最終年に目覚ましい活躍を見せ、1試合20奪三振を含む6勝をあげMVPなどを獲得。最速152kmの球威あるストレートと制球良くコントロールされた変化球は、早くも伊藤光選手・嶺井博希選手・戸柱恭孝選手から高い評価を受けています。

DeNAは昨季手薄な投手起用に苦労し、現在も昨季の新人王・東克樹選手や平良拳太郎選手が故障。先発・中継ぎ共に上茶谷選手に多くのチャンスが巡ってくることが予想されます。

【中日ドラゴンズ】勝野昌慶選手(三菱重工名古屋・投手)2018年ドラフト3位

中日ドラゴンズの新人王候補は、即戦力を期待されて入団した本格派右腕・勝野昌慶選手です。

中日は松坂大輔選手や藤島健人選手など故障中や手術明けの選手が多く、即戦力が期待できる勝野選手はチームの救世主となりうる存在です。

そんな勝野選手の特徴といえる質の良い最速152kmのストレートは、微妙に動きがあり球威もあるため打者にとっては捉えにくく、内野ゴロを量産します。

中日は昨季中継ぎ陣が崩壊し、今季は昨季の勝ち頭であったガルシア選手と松坂選手が不在のまま、開幕を迎えます。

若手にも手術明けの選手が多いので、勝野選手は先発に中継ぎに、多くのチャンスがありそうです。

【阪神タイガース】近本光司選手(大阪ガス・外野手)2019年ドラフト4位

阪神タイガースの新人王候補は、早くも“赤星2世”との呼び声高い近本光司選手です。その特徴はまさに赤星2世を彷彿させる成績で、俊足巧打を武器に都市対抗MVPと首位打者を獲得しています。

現在阪神の外野には糸井嘉男選手や福留孝介選手といった名手がおりますが、1年通しての出場は難しい状況にあります。

外野手争いでは江越大賀選手や高山俊選手・中谷将大選手がアピールを続けていますが、それぞれの選手に課題があります。

打撃のみならず持ち前の俊足がハマれば、走塁や守備範囲の広さも活かすことができ、チーム浮上のきっかけとなります。ぜひ近本選手に注目したいですね。

2019年 セ・リーグ新人王候補選手まとめ

今年も楽しみな新人選手が目白押しですが、中でも2019年新人王としては阪神・近本光司選手に期待したいと思います。次点にはチームの救世主となる可能性の高い中日・勝野昌慶巨人・高橋優貴選手を予想しています。

また2018年ドラフトで“高校生BIG3”と称された広島・小園海斗選手中日・根尾昴選手は、共にキャンプでは高卒とは思えない対応の早さをみせてくれました。

しかし小園選手に関しては、3連覇となった広島野手陣のし烈なポジション争いを勝ち抜くことがまずは先決となり、根尾選手には昨年新人王となった京田陽太選手とのポジション争いや故障明けもなどの理由もあり、来年以降の新人王候補として今回の選出は見送らせていただくことになりました。

特に根尾選手に関しては、立浪和義選手以来の新人王が期待されていただけに非常に残念ですが、まずは両選手共に一軍で思う存分その才能を魅せつけられるだけの体力をつけ、焦らず自身を磨いてほしいと思います。

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