【2019年プロ野球】パ・リーグ新人王予想！候補選手まとめ【2018年ドラフト1位】

どうもマツローです。

プロ野球選手のほとんどの選手が最初に憧れる賞が【新人王】です。新人選手の目標として色紙に書かれることもあり、初々しく輝くすべての選手に新人王をあげたい気分になります。

新人王は毎年各リーグ1名に与えられ、一生に一度しか採ることのできない賞です。2000年以降該当者が選出されなかったのは2000年のパ・リーグのみで、ほぼ毎年各リーグから1名ずつ選ばれます。

今回の記事では2019年シーズンの新人王候補選手を、2018年ドラフト1位選手を中心に各球団1名ずつ選出した、新人王予想をご紹介します。

まず新人王の資格・選出方法を改めてご紹介します。

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新人王の選出方法

資格

過去10年のセ・リーグ新人王の傾向

パ・リーグの新人王は「大卒で入団2年目以内のドラフト3位までに選ばれた投手」が選ばれる可能性が最も高いといえます。これに当てはまる選手は7名。このデータも考慮しながら、各チームの候補選手を選出しました。

【埼玉西武ライオンズ】松本航選手（日体大・投手）2018年ドラフト1位

埼玉西武ライオンズの新人王候補は、首都大学リーグで巨人・菅野智之選手以来となる通算30勝・300奪三振を達成した松本航選手です。

昨年の西武は、リーグ優勝しながらも防御率は12球団ワーストを記録。エース・菊池雄星選手まで不在でシーズンを迎える2019年シーズンは、松本選手に多くのチャンスがあることが予想されます。

松本選手は過去10年の新人王で一番多い大卒の投手であり、これまで大きな怪我もないことから身体の強さも感じられます。

投手としての総合力と完成度が高く、強力な西武打線の後押しがあればより新人王の可能性は高まるのではないでしょうか。

【福岡ソフトバンクホークス】甲斐野央選手（東洋大・投手）2018年ドラフト1位

豊富な選手層を誇る福岡ソフトバンクホークスの中でも特に若手注目筆頭といえば、甲斐野央選手です。

東洋大で磨き上げられたキレとノビのあるストレートは、驚異の最速159kmを誇り、プロ1年目とあっても短いイニングなら実現可能。

現時点では中継ぎでの可能性が高く、12球団屈指の豊富な中継ぎ陣に割って入れるかがカギとなります。

また即戦力を期待されるドラフト4位の坂東湧梧選手も好調維持し、2017年ドラフト2位の高橋礼選手も新人王の権利を有しているだけに、チーム内のし烈な争いに勝ち抜くことができれば、新人王も見えてくることでしょう。

【北海道日本ハムファイターズ】生田目翼選手（日本通運・投手）2019年ドラフト3位

北海道日本ハムファイターズの新人王候補は、2016年にドラフト指名を確実視されながら指名漏れに泣いた生田目翼選手です。

大学時代に最速155kmを記録しますが、その後右ひじ痛・右肩痛を発症。社会人では元・日ハムの守護神である武田久コーチのもと制球力を磨き、本格派右腕へと成長しました。

日ハムはオフに、金子弌大選手・秋吉亮選手・ハンコック選手・ハーベイト選手の4選手を獲得しましたが、昨年も苦しい投手事情を抱えていただけに、即戦力筆頭の生田目選手にもチャンスは充分あると予想しています。

【オリックス・バファローズ】頓宮裕真選手（亜細亜大・内野手）2019年ドラフト2位

オリックス・バファローズの新人王候補は、大学時代に日本代表で4番を任された頓宮裕真選手です。身体も大きく大学での実績もあり、練習試合では今年のルーキーの中で一番早く本塁打を放ちました。

課題は守備。チーム事情から大学まで捕手であった頓宮選手は、現在一・三塁の守備についています。しかし大学時代にチーム事情から内野手を兼任していたこともあり、意外と対応が早いのではないかと予想します。捕手で鍛えた強肩を三塁で活かすことができれば、新人王も狙えます。

また金子弌大選手・西勇輝選手不在となる2019年のオリックスですが、西選手の人的補償で今季より加入した竹安大和選手も、新人王の資格を有しています。

コントロールの良い竹安選手はファンの間では「金本監督の秘密兵器」といわれ、来季を期待されていた矢先の移籍でした。頓宮選手と並び、竹安選手にも注目しましょう。

【千葉ロッテマリーンズ】東妻勇輔選手（日体大・投手）2019年ドラフト2位

千葉ロッテマリーンズの新人王候補は、技巧と速球を兼ね揃えた東妻勇輔選手です。

プロ野球選手としては小柄ながらも、最速155kmの速球と2種類のスライダーを巧みに操る投手です。

昨年のロッテは中継ぎ・抑えの防御率が悪く、リリーフ陣の主力が軒並み30代であることから、東妻選手にもチャンスは充分あります。

大学時代に切磋琢磨した西武ドラフト1位・松本選手の存在も良い刺激となり、プロの世界でも互いに競い合ってくれるのではないかと予想します。

また、2017年ドラフト1位の安田尚憲選手も二軍で着実に力をつけており、昨季は60打席ギリギリで新人王の権利を有しています。東妻選手と安田選手に注目です。

【東北楽天ゴールデンイーグルス】辰巳涼介選手（立命大・外野手）2018年ドラフト1位

東北楽天ゴールデンイーグルスの新人王候補は、俊足巧打の外野手として大学時代に関西学生リーグ歴代2位の安打記録を残した辰巳涼介選手です。

すでに強肩と走塁は一軍レベルのパフォーマンスを見せており、数々の名選手を指導してきた金森打撃コーチの指導の下、どこまで打撃力を磨けるか楽しみな逸材です。

現在楽天の外野手は、昨季のパ・リーグ新人王に輝いた田中和基選手・島内宏明選手がレギュラー確定しているのみ。

他のレギュラー候補はオコエ瑠偉選手も結果を残しており、互いに俊足強肩の選手同士であるだけに、辰巳選手が外野手争いを勝ち抜けることができれば、おのずと新人王が見えてくるのではないでしょうか。

2019年パ・リーグ新人王候補筆頭は、西武・松本航選手

素晴らしい選手が目白押しだった2018年ドラフトですが、2019年の新人王予想は西武・松本航選手をあげたいと思います。

次点でルーキーNo.1のポテンシャルを持つホークス・甲斐野央選手、チャンスが多いことからロッテ・東妻勇輔選手を予想しています。

また2018年ドラフトで大きな話題となった日ハム・吉田輝星選手やロッテ・藤原恭大選手は、同チームの他の候補選手が一歩優位なところがあり、来年の新人王候補に留めさせていただきました。

共に若手の積極起用が多いチームですが、吉田選手はまだ体力的に不安があることや指にかかった球がプロの中ではあまりに少ないことから、もう少し時間をかけても良いのではないかと判断しました。

藤原選手も打撃にムラがあり、高卒の野手が1年目から活躍するには体力不足を感じます。

しかし両選手共に話題作りのために一軍で起用されるよりは、じっくりと体力をつけてから一軍へ臨んでも遅くないだけの、素晴らしい才能を秘めていることは確かです。

2019年の新人王はこの中から現れるのでしょうか？シーズン開幕が待ち遠しいですね。