【セ・パ交流戦2019】交流戦とは?交流戦のルールや日程を解説!

どうもマツローです。

6月も半ばに差し掛かり、NPBでは交流戦が始まっています。今年で15年目を迎えた交流戦は、普段なかなか対戦できない別リーグのチームとの対戦が見られる楽しみなイベントです。

しかし交流戦は別のリーグに属するチームとの対戦であるため、いわゆる「ひとり勝ち・ひとり負け」が生じる可能性があります。その結果リーグ内での差がつきやすく、今やペナントレースの行く末を大きく左右する戦いなのです。

そんな交流戦ならではのルールや優勝チームの決定方法、これまでの傾向や歴代優勝チームなど、交流戦の楽しみ方をご紹介します。

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交流戦とは?交流戦ならではのルールを解説

交流戦とは、NPBのセ・リーグとパ・リーグに所属するチームが、異なるリーグに属するチームと対戦するインターリーグのことです。
各チーム3試合ずつの総当たり戦で、ホーム&アウェイで9試合ずつ、合計18試合が行われます。

交流戦の勝敗・個人成績はすべて公式戦の成績として反映されますが、指名打者制(DH制)の導入など、ルールが異なるリーグとの対戦であるため、公式戦のルールとは若干違いがあります。そこで改めて公式戦のルールや日程をご紹介します。

日本生命セ・パ交流戦 2019 開催要項

交流戦・開催要領
日程 :6月4日(火)~6月23日(日)
試合数:108試合
賞金 :勝率1位球団に3000万円、交流戦MVP選手に200万円、
日本生命賞受賞選手に100万円

交流戦MVPは、その年の交流戦において12球団で最も活躍した選手1名が選ばれ、日本生命賞はセ・パ両リーグから1名ずつ選ばれます。

日本生命セ・パ交流戦 2019 試合に関するルール

①交流戦全試合終了時点での勝率第1位チームを交流戦優勝チームとする。
ただし同率で複数のチームが並んだ場合、以下の方法で順位が決定する。

2球団が並んだ場合
・勝利数が多いチームが上位

・直接対戦成績で勝利しているチーム

・交流戦全18試合のTQB「(得点÷攻撃イニング)-(失点÷守備イニング)」が大きいチームが上位

・交流戦全18試合のER-TQB「(相手自責点による得点÷攻撃イニング)-(自責点÷守備イニング)」が大きいチームが上位

・交流戦全18試合のチーム打率が良いチームが上位

・前年度交流戦の上位チーム

3球団以上が並んだ場合
・勝利数が多いチームが上位

・交流戦全18試合のTQB「(得点÷攻撃イニング)-(失点÷守備イニング)」が大きいチームが上位

・交流戦全18試合のER-TQB「(相手自責点による得点÷攻撃イニング)-(自責点÷守備イニング)」が大きいチームが上位

・交流戦全18試合のチーム打率が良いチームが上位

・前年度交流戦の上位チーム

②サスペンデッドゲームは採用しない。競技中に天災・事故・照明のない競技場での日没・照明の故障などにより試合続行不可能とされた場合、予備日を利用する。

③予告先発を採用する。

④指名打者制(DH制)は、パ・リーグチーム主催試合のみ採用とする。

⑤雨天中止の場合、予備日を利用する。2019年の予備日は6月10日(月)・6月17日(月)・6月24日(月)~6月27日(木)で、雨天中止が重なった場合、ダブルヘッダーが組まれる。

交流戦は梅雨時にあたるため、天候と球場の予定によっては交流戦期間内に全試合消化できない可能性もあります。これまでの交流戦で未消化試合はありませんが、過去に2018年阪神タイガースの交流戦が6月中に消化できない可能性が懸念されました。無事期間内に全試合消化となりましたが、もし6月中に消化できなかった場合、シーズン終盤に試合が組み込まれるそうです。

尚、雨天中止となったチケットの払い戻しについては、チケットにより払い戻し方法が違いますので、チケット販売元に問い合わせてみましょう。

また、昨年まで交流戦の結果はドラフト会議にも影響し、2巡目以降の指名を交流戦で勝ち越したリーグから指名できるルールがありましたが、2019年より撤廃となりました。

歴代交流戦優勝チーム・表彰選手・通算成績

過去5年の歴代優勝チームと受賞選手は以下の通りです。

年度 優勝チーム 交流戦MVP 日本生命賞
2014 読売ジャイアンツ 亀井義行(巨人) 山田哲人(ヤクルト)
則本昂大(楽天)

2015 福岡ソフトバンクホークス 柳田悠岐(ホークス) 畠山和洋(ヤクルト)
菊池雄星(西武)

2016 福岡ソフトバンクホークス 城所龍磨(ホークス) 鈴木誠也(広島)
大谷翔平(日ハム)

2017 福岡ソフトバンクホークス 柳田悠岐(ホークス) 丸佳浩(広島)
松本剛(日ハム)

2018 東京ヤクルトスワローズ 吉田正尚(オリックス) 石山泰稚(ヤクルト)
石川歩(ロッテ)

2005年に交流戦が始まって以来の通算成績では、福岡ソフトバンクホークスが最多の7回の優勝を誇ります。2008年には福岡ソフトバンクホークスと阪神が、2017年には福岡ソフトバンクホークスと広島東洋カープが勝率と勝ち数で並びましたが、いずれも当時の規定により、福岡ソフトバンクホークスが優勝を勝ち取っています。

他に交流戦で優勝しているチームは、千葉ロッテマリーンズ・読売ジャイアンツが2回優勝。北海道日本ハムファイターズ・オリックスバファローズ・東京ヤクルトスワローズが1回優勝を経験しています。

また、交流戦全体を通しての通算勝利数も、セ・リーグが勝ち越したのは2009年の1回のみ。ほとんどの年でパ・リーグが勝ち越しており、最高勝率は2011年に福岡ソフトバンクホークスが、驚異の.818という勝率をあげています。

交流戦の見どころ・傾向

交流戦の見どころは「同リーグの他チームが負けているときにどれだけ勝てるか」にあります。ひとり勝ちは交流戦の醍醐味。逆に連敗しひとり負けしてしまえば、リーグ内で他チームに大きく差をつけられてしまいます。

これまでの交流戦全14回の開催の中で、交流戦の勝ち星がリーグ優勝に関わった年は4度。特に2007年に優勝した読売ジャイアンツと北海道日本ハムファイターズは、同リーグ内での勝利数では共に3位ながらも交流戦で大きく勝ち越し、優勝を勝ち取りました。また2018年には東京ヤクルトスワローズが、交流戦前は最下位という成績から交流戦優勝をきっかけに最終順位を2位まで押し上げました。

そんな交流戦で好成績を残すコツは「ホームゲームをしっかり勝つこと」にあります。

交流戦では試合数の半分が不慣れな球場での戦いになるため、ホームの勝率が高いのが例年の傾向です。2018年の交流戦では、ビジターゲームを勝ち越すことができたのは福岡ソフトバンクホークス・広島東洋カープ・阪神タイガースの3チームのみで、同年交流戦を優勝した福岡ソフトバンクホークスはホームで2敗しかしていません。
このように交流戦でビジターゲームを勝ち越すことは難しいため、如何にホームゲームを勝つかがカギとなります。

球場グルメや煽りポスター、交流戦を楽しもう

これまでの流れを大きく変えてしまう可能性を秘めた交流戦は、チームにとってもファンにとっても目の離せない20日間です。

他にも交流戦ならではのイベントや普段行かない球場での球場グルメなど、ファンにとっての楽しみは試合だけではありません。

そんなファンの間で毎年話題となるのが、千葉ロッテマリーンズが作成する通称・煽りポスターと呼ばれる、セ・リーグ6チーム相手の「挑発ポスター」です。こちらもチェックしておきたいものです。

交流戦の詳しい日程や対戦カード・球場や試合開始時間、試合結果速報や現在の交流戦順位表は、下記サイトで確認できます。

【2019年度セ・パ交流戦 日程詳細】
http://npb.jp/interleague/2019/schedule_detail.html
【2019年度セ・パ交流戦 チーム勝敗表】
http://npb.jp/bis/2019/stats/std_inter.html

ぜひチェックして観戦にお役立てください。

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