【プロ野球ドラフト会議】ドラフト会議で指名される為にやらなければいけない事は?いつか自分にも指名が来るかも?

どうもマツローです。

2019年10月24日、東京都内で日本プロ野球機構(NPB)が主催する「プロ野球ドラフト会議」が行われました。

ドラフト会議とは、毎年プロ野球チームに入団を希望する新人選手を、決められたルールに基づいて各チームが指名していくというイベントで、特定のチームへ指名された選手はその後入団交渉を行い「入団するかどうかを決める権利」を得る事が出来ます。

今回は「プロ野球ドラフト会議」について説明していくと同時に、プロ野球選手としてドラフト会議で指名される為に必要な要素や、取り組むべき事について紹介していきます。

※2019年ドラフト会議についての記事はこちら

2019年ドラフト総括【パ・リーグ編】

2019年10月27日

2019年ドラフト総括【セ・リーグ編】

2019年10月19日

スポンサーリンク

プロ野球ドラフト会議のルール! 指名されるには決められたルールが沢山ある

プロ野球ドラフト会議で選手を指名する為のルール

プロ野球チームがドラフト会議で指名できる選手は以下の条件を満たしている必要があります。

ドラフト会議で指名可能な選手
①:過去にプロ野球のチームに入団した経験がない選手のうち、日本国籍を持っている事

②:もしくは日本の中学校・高等学校・大学、もしくは同等の学校、団体に所属した経験がある選手

③:上記①または②のどちらかの項目を満たし、さらに決められた期間内に「プロ野球選手志望届」を提出した選手

プロ野球ドラフト会議で指名出来ない選手の例

下記のような事例に該当する選手はドラフト会議で指名することができません。

ドラフト会議で指名できないケース
・ドラフト会議開催年度である4月1日以降に、学校を退学してしまった選手

・プロ野球選手志望届を提出していない選手

・社会人クラブに入団した選手で、中学校卒業後もしくは高校卒業後に加入した選手は3年、それ以外の場合は2年を経過していない選手

・前回のドラフト会議で指名されたが、入団しなかった選手

ドラフト会議で指名された選手の契約交渉権の期限

ドラフト会議で選手を指名し契約交渉権を獲得した日から~翌年の3月末までに契約を完了し、支配下登録(チームが所有している証)が認められなければ、交渉権は無効となってしまいます(尚、社会人クラブ出身の選手は、翌年の1月末までの期限です)

プロ野球選手の夢を叶える第一歩はスカウトマンに見抜かれる事!

ここまでドラフト会議のルールを説明して来ましたが、プロ野球選手になる為には「ドラフト会議にてチームから指名」されなければなりません

ではドラフト会議で指名される為に選手が目指さなければいけない事は何でしょうか。それは「各チームのスカウトマンの目に留まる事」です。

プロ野球選手になる為にはスカウトマンに注目されなければ何も始まりません。

「スカウトマン」の仕事は、日本全国の学校や社会人クラブの練習を訪れたり、行われている試合を観戦して“目に留まる選手がいるかどうか”を探し出す事です。

高校や大学では季節により「地方大会」或いは「全国選手権」の試合が行われているので、スカウトマンは「試合に出場している有力選手のプレーをチェック」したり、「選手の能力を見極め、気になる選手が居たらチームに情報を持ち帰る」等のスカウト活動を行っています。

また「日頃の練習を見学して、有望な選手が眠っていないかチェックする」等の仕事も担っています。場合によっては指導者と情報交換するという事もあります。

よってアマチュア選手がドラフト会議に指名される為には、

スカウトに注目されるには
・「試合で結果を出し活躍する」

・「周りと比較し飛びぬけた能力を持っている」

・「ほかの選手にはない強み、特徴を持っている」

等の個性をスカウトマンに見抜いて貰えるかどうかが鍵となってきます。

仮に結果だけで証明出来なかったとしても、選手としての伸びしろがあるかどうかで、チームにドラフト会議で指名される可能性があります。

試合でアピール出来なければ、プロテストを受けるという手段もある!

前項目では、学校や社会人クラブ等の所属チームに在籍している期間中について説明してきました。

この項目では「プロテスト」について触れていきます。

所属していた学校や社会人クラブで試合の出場機会に恵まれず、スカウトマンにアピールする機会が少なかったと感じている選手は、自身でプロ野球チームが主催する「プロテスト」を受験する事も出来ます。

「プロテスト」は例年、9月や10月頃、秋季に入ってから行われているケースがあります。「身体検査」「体力テスト」を経て、「打撃」「守備」「投球」「走塁」といった野球で必要なプレーを試験科目として用意されています。

一通りの科目を受験し、合格を得てドラフト会議にてチームに指名を受ける事が出来れば、晴れてプロ野球選手になる権利を得る事が出来ます。

但し、プロテストは受験する人数が多く、「合格者が確実に出る保証は無い」ということ、「仮にプロテストに合格しても、ドラフト会議の指名対象となるだけで即座に入団出来る訳ではない」という事を知っておく必要があります。

指名が来るかもしれない! プロ野球選手になる為にやるべき事

次からはドラフト会議にてチームに指名され、プロ野球選手になる為にやらなければいけない事を挙げていきます。

努力は必須、しかも並大抵ではなく最大限

何より必要なのは“野球の実力”です。「打つ・走る・守る・投げる」という技術を磨いていく事がドラフト会議に指名される可能性を高めていく為に必要な要素です。

残念ながら、技術を磨いて努力してもすべての選手がドラフト会議で指名される訳ではありません。スカウトマンが「この選手を育てたい」「チームに入団させて活躍させてみたい」と考えさせられるような部分を持ち合わせていなければ、ドラフト会議に指名される事は無いでしょう。

野球が好きで仕事として考えられるか、チームや野球に対する理解があるかどうか

野球が好きな事は大前提です。好きでなければまず野球をプレーする事は無いでしょう。

但し、好きな野球を仕事として受け入れ、自分自身を高める努力し、将来は一軍で活躍するんだという強い意志が無い限りはプロ野球選手として活躍は難しいかもしれません。

スカウトも選手の性格面を見抜いている事が多い為、該当しない選手がドラフト指名を受けるのは難しいでしょう。

また、プロ野球において必要な戦術や戦略と、チームの戦い方や方針を理解しない事には、例えドラフトで指名されて入団しても活躍する事は難しいと思います。

ただ漫然と日々を過ごすのではなく状況に応じた対応が出来るかどうかや、自分で考えて日々のトレーニングが出来るかどうかが、プロ野球選手として非常に大切な要素といえます。

まとめ

プロ野球選手になるためにドラフト会議で指名されるということは、とても容易ではない事が理解して貰えたかと思います。

誰もがプロ野球選手として活躍できる訳ではありませんし、ドラフト会議で指名されるという事だけでも、尋常じゃない程の努力が必要となります。

地元で少し野球が上手かった、偶々高校の大会で活躍した程度では、厳しいプロの世界では素人扱いを受ける可能性も大いにあります。

プロの道を目指す選手は、プロ野球の世界で活躍するという目標を掲げ、野球に対して相当な努力を続けられるかどうかが、ドラフト会議で指名される為に大切な事だと思います。

今年のドラフト会議でもそういった難関を潜り抜けて晴れてプロ野球選手になった選手たちがいます。ドラフト指名された選手の中からより多くのスター選手が誕生することを心待ちにしたいと思います。

※他にこんな記事もあります

プロ野球戦力外通告 選手を続ける事は難しい?引退した選手達の「第二の人生」はどうなる?

2019年11月2日

星稜高校・奥川恭伸選手の魅力!戦歴やプロ野球での可能性を分析

2019年9月28日

令和の怪物・佐々木朗希投手!登板回避は是か非か?

2019年8月30日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です