どうもマツローです。
2010年代のプロ野球は2011年から始まった統一球の導入でホームランが出にくくなり、投手にとって有利な時代となりました。
また投手の分業制が確立し、リリーフピッチャーの役割がチームの成績をより大きく左右する時代となりました。
今回はそんな2010年代のベストナインを見ていきましょう。
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プロ野球2010年代ベストナイン(野手)
1番(中) 秋山 翔吾
1番には西武のリーディングヒッターの秋山選手を選出しました。
秋山選手は通算打率3割超え、俊足巧打の典型的な一番打者タイプの選手です。
2015年~2019年には5年連続で二桁本塁打を放つパンチ力も兼ね備えていながら、2015年には216安打を放ち日本最多安打を記録しています。
俊足を活かした広い守備範囲と自慢の強肩でゴールデングラブ賞も6回獲得しており、守備面での貢献度も高い万能選手です。
1,405安打、116本塁打、112盗塁、打率.301
キャリアハイ(2015年)=
216安打、14本塁打、55打点、17盗塁、打率.359
2番(二) 山田哲人
プロ野球史上初のトリプルスリーを3度達成している“ミスタートリプルスリー”こと山田選手。
プロ野球選手としては決して大きくない体ですが、球を遠く飛ばすことに関しては天才的で、コンパクトにスイングしてもスタンドに放り込むパワーがあります。
また、盗塁成功率が非常に高く通算168回の盗塁で失敗はわずか24回(成功率85.7%)と抜群の成功率を誇ります。
1,068安打、202本塁打、打率.297
キャリアハイ(2015年)=
183安打、38本塁打、100打点、34盗塁、打率.329 ※トリプルスリー
3番(右) 柳田 悠岐
フルスイングが魅力の柳田選手。
スイングスピードは球界一とも称される鋭いスイングで広角にホームランを量産します。
あれだけのフルスイングをしながらも高打率で四球も多く取るなど出塁率も極めて高く、4年連続最高出塁率に輝いています。
身体能力が高いため、守備では俊足・強肩を活かしたレーザービーム、走っては30盗塁以上など2010年代では最高クラスの成績を残しています。
958安打、157本塁打、143盗塁、打率.319
キャリアハイ(2015年)=
182安打、34本塁打、99打点、32盗塁、打率.363 ※トリプルスリー
4番(三) 中村 剛也
中村選手は美しい放物線を描くホームランを放つ選手で、天性のホームランバッターです。
本人はホームランの打ち損じがヒットになっていると語るほどホームランへのこだわりが強い貴重な和製大砲。
走塁面でも大きい見た目の割には足が速く守備面でも軽快なグラブ捌きを見せます。
1,467安打、415本塁打、打率.256
キャリアハイ(2009年)=
143安打、48本塁打、122打点、打率.285
5番(捕) 阿部 慎之助
強打のキャッチャーとして長年巨人一筋で活躍した阿部慎之助さんですが、惜しまれながらも2019年シーズンで引退しました。
プロ入り後に緩急に対応するために体を開かずに球が来るまでぎりぎりまで我慢して、腰の回転で球を打つ打法を身に付けました。
そのため、内角を捌くのが上手く、ライト方向への打球が切れずに伸びていくのが特徴です。
守備面では強肩に加え送球も良く、盗塁阻止率は常に高い捕手でした。
また主将としてチームを率い、チーム全体を引っ張っていけるキャプテンシーも魅力の選手です。
2,132安打、406本塁打、打率.286
キャリアハイ(2012年)=
159安打、27本塁打、104打点、打率.340
6番(一) 内川 聖一
右打者の歴代最高打率(.378)を記録していて安打製造機として活躍している内川選手。
球を引き付けて広角にヒットを打つタイプで、長打力はそこまで高くないものの通算打率は3割を超えており、確実にヒットを量産できるタイプです。
守備面ではグラブ捌きは上手く2019年にはプロ入り19年目にして自身初のゴールデングラブを獲得しています。
2,171安打、196本塁打、打率.303
キャリアハイ(2004年)=
189安打、14本塁打、67打点、打率.378
7番(遊) 坂本 勇人
日本代表にも毎回名を連ねる坂本選手ですが、大型ショートの強打者として2010年代の巨人をけん引してきました。
坂本選手はインコースの球に特に強く、インコースの球を捌く能力は球界随一と言われています。
また、インコースを強みとすることから死球が少なく、怪我が少ない点も特徴の一つです。
守備面でも遊撃の深い守備からの矢のような送球で何度も際どい打球をアウトにするなど、攻守にわたり球界を代表するショートです。
1,884安打、223本塁打、152盗塁、打率.293
キャリアハイ(2016年)=
168安打、23本塁打、75打点、13盗塁、打率.344
8番(DH) ウラディミール・バレンティン
圧倒的なパワーを持ち、あの王貞治さんを抜きシーズン本塁打記録の60本を打ち立てたバレンティン選手。
豪快なスイングから放たれる長打は圧巻で相手チームには大きな脅威です。
元々は変化球が弱いバッターでしたが、日本の投手が変化球を多投することを受けて、変化球を猛特訓して苦手を克服するなど、努力家でもあります。
959安打、288本塁打、打率.273
キャリアハイ(2013年)=
145安打、60本塁打、131打点、打率.330
9番(左) 丸 佳浩
丸選手は2010年代のカープ3連覇に大きく貢献した選手の一人です。
走攻守揃った選手で打撃面では確実性の高い打撃に加え、長打力もあります。
また、四球も多く出塁率も高い選手で、守備面でも俊足を活かした広い守備範囲と安定した送球で7年連続外野手としてゴールデングラブ賞を獲得しています。
1,235安打、174本塁打、打率.281
キャリアハイ(2018年)=
132安打、39本塁打、97打点、10盗塁、打率.306
プロ野球2010年代ベストナイン(投手)
先発 菅野 智之
2010年代の球界のエースと言えばこの人で決まりではないでしょうか。
150km/hを超えるストレートに抜群のコントロール、変化球もスライダー、カーブ、シュート、ツーシーム、ワンシーム、カットボール、フォークボール等多彩な変化球をどれも精度よく投げ込みます。
弱点の無い投手でプロ入り以降7年間で二桁勝利をできなかったのは2016年のみ(2016年は9勝)と毎年安定した成績を残して勝利に貢献しています。
87勝47敗 防御率:2.36 1,083奪三振
キャリアハイ(2017年)=
17勝5敗 防御率:1.59 171奪三振
中継 浅尾 拓也
甘いルックスで女性からも絶大な人気を誇る浅尾さん。
最速157km/hの速球と140km/hを超える高速フォークのコンビネーションが最大の武器です。
中日がリーグ制覇を果たした2011年には79回の登板でわずか自責点は4(防御率0.41)と抜群の安定感を誇りました。
また、フィールディングと牽制が非常にうまく、塁を進めることも難しい投手として相手チームからは嫌がられる存在でした。
38勝21敗 200H 23S 防御率:2.42 460奪三振
キャリアハイ(2011年)=
7勝2敗 45H 10S 防御率:0.41 100奪三振
抑え デニス・サファテ
サファテ投手は長身から投げ下ろす最速159km/hの力ある速球が最大の武器です。
リリーフ専門の投手で広島、西武、ソフトバンクで活躍し、2017年にはNPB記録となる54セーブあげ、セーブ失敗はわずか1回と抜群の安定感を誇りました。
三振をとる能力が非常に高くNPB通算で435回1/3の投球回で574奪三振(1イニング1.3個のペース)を奪っています。
27勝20敗 48H 234S 防御率:1.55 574奪三振
キャリアハイ(2017年)=
2勝2敗 3H 54S 防御率:1.09 102奪三振
戦力評価※(筆者の独断です)
攻撃力
守備力
機動力
投手力
2010年代はバレンティン選手が本塁打記録を更新、秋山選手が安打記録を更新したり、トリプルスリーを達成する選手が二人も登場したりと個性的な選手が多く登場してきました。
2020年代も新たなスター選手が登場することが待ち遠しいですね!
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