どうもマツローです。

十亀剣投手は松田宣浩選手からよく打たれるという事実は、西武ライオンズかソフトバンクホークスのファンであれば、誰でも知っている事実かと思います。しかし、それにしてもどうしてあれほど打たれるのでしょうか。あそこまで徹底してよく打たれる相性というのは見たことがありません。

そこで、この記事ではなぜあそこまで十亀剣投手は松田宣浩選手に打たれてしまうのかを検証してみました。

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十亀剣投手と松田宣浩選手のプロフィールを解説

まずは十亀剣投手と松田宣浩選手について、どんな選手なのか確認しておきましょう。

①西武ライオンズ・十亀剣投手とは

本名:十亀剣

生年月日:1987年11月7日

身長/体重:183cm/88kg

出身地: 愛知県豊田市

投打:右投右打

経歴:愛知工業大学名電高等学校~日本大学~JR東日本~埼玉西武ライオンズ

通算成績(2018年シーズン終了時点)

稼働年数7年
179試合46勝41敗3S13H 防御率3.87

十亀剣投手はサイドスローのピッチャーで、最速151㎞のストレートとスライダー、シュート、カーブ、シンカーなどの多彩な変化球が魅力の投手です。

基本的には先発タイプの投手ですが、2014年は伊原監督にクローザーに指名されたこともあります。近年は中継ぎの当番も度々見られるようになりました。

②福岡ソフトバンクホークス・松田宣浩選手とは

本名:松田宣浩

生年月日:1983年5月17日

身長/体重:180cm/87kg

出身地: 滋賀県草津市

守備位置:三塁手(一塁、左翼の出場経験も有)

投打:右投右打

経歴:中京高等学校~亜細亜大学~福岡ソフトバンクホークス

通算成績(2018年シーズン終了時点)

稼働年数13年 1493試合 打率.271 244本塁打 815打点 1499安打 123盗塁

ホームランの後の“熱男”パフォーマンスでお馴染みの松田選手は、フルスイングが魅力で30本塁打以上のホームランを放つパワーヒッターですが、本人は「中距離打者」と自身を称しています。

極端なプルヒッターでボール球に手を出すことも多いので、三振が多い粗削りなバッターのように見えますが、追い込まれるとバットを短く持ち、安打狙いのバッティングも可能です。

守備は強肩が魅力で三塁から鋭い送球でバッターを刺します。捕球技術は年々向上しており、今宮健太との5年連続の三遊間ゴールデングラブ賞はプロ野球の歴代最長記録です。

また2013年、2017年のWBC日本代表にも選ばれている日本を代表する三塁手です。

十亀剣投手の松田宣浩選手に対する戦績は?

それでは、本題の十亀剣投手の松田宣浩選手に対する戦績を見てみましょう。

2012 .000(0-0)1四球

2013 .750(4-3)1二塁打

2014 .667(6-4)2本塁打

2015 1.00(6-6)1本塁打

2016 .400(5-2)1二塁打

2017 .571(7-4)1本塁打

2018 .500(14-7)5本塁打

通算成績
 42打数26安打 打率.619 9本塁打

このように、とてつもない打撃成績となっているのです。

最近では野球中継で十亀と松田が対戦すると、実況は必ずこの対戦成績に触れるほどの状態となっており、その影響もあり“十亀は松田に弱い”というのは球場全体の周知の事実となってしまっています。

プロ野球ファンの間では「松田が前世で十亀を助けた恩を返しているのではないか」という説が上がるほどになってしまっているのです。

それにしても、なぜ十亀剣投手は松田宣浩選手にここまで打たれてしまうのでしょうか。

十亀剣投手はなぜ松田宣浩選手に打たれてしまうのか?理由を考察

それでは通常ではありえない対戦戦績となっている、十亀vs松田がなぜこんな結果となっているのか、関係者の証言を元にいくつかの説を紹介したいと思います。

十亀剣投手が松田宣浩選手に打たれる理由として考えられる主な理由は以下の4つです。

①投球フォームとタイミングが合う

②しっかりインコースに投げ切れていない

③狙い球と見逃す球がわかりやすくなっている

④これまでの対戦成績の影響で悪循環になっている

ひとつひとつの説を解説していきましょう。

①投球フォームとタイミングが合う

こちらは2018年の5月10日に十亀投手自身がコメントした証言から生まれた説です。

十亀投手は松田選手からホームランを打たれたことにコメントを求められ「対策はしているけど…。タイミングが合うんでしょうか」(2018年5月10日)と話しました。

確かにここまで打たれると、まず根本的に投球フォームとタイミングが合いやすいというのはあるのかもしれません。十亀投手も対策はしているけど打たれてしまうと、白旗を上げたようなコメントですね。

②しっかりインコースに投げ切れていない

松田宣浩選手はかなりバッターボックスの外側に立つので、インコースに投げにくいという側面があります。そのため、十亀投手がインコースにうまく攻め切れていないのでではないかという説があります。

辻監督も「本当に(松田に)打たれるね、あいつは。もういい加減ちょっと…。あれだけ踏み込まれると打たれる。しっかりインコースに投げ切らないと、勝負にもならないということ」と話しています。

③狙い球と見逃す球がわかりやすくなっている

松田宣浩選手はボール球でも手を出してしまうバッターで、あまり選球眼は良い方ではありません。しかし、十亀投手のボールに関しては、狙う球と見逃すべき球がしっかり見分けられている印象があります。

工藤監督も「(打席の中で)難しい球もあっただろうが、打つべき球をしっかり選んで打っているからこそ、ヒットに、ホームランになるのかな。」と話しています。

④これまでの対戦成績の影響で悪循環になっている

ここまで極端な対戦成績となると、松田宣浩選手側には良いイメージ、十亀剣投手側には悪いイメージが付きまといます。それが、結果にも影響を及ぼすため、十亀投手にとっては悪循環、松田選手にとっては好循環となっているのです。

十亀投手自身も「松田さんには抜けた球をヒットやホームランにされていた。」と語っている通り、十亀投手は松田選手の打席時に変化球が抜けることが多くあり、そこをことごとく打たれています。松田選手を意識しすぎていて、悪循環になっていると考えられます。

松田選手は十亀投手を何度も打っていることから「(対十亀は)成功例が多いのでイメージしやすい」と語っており、これまでの成功体験が対戦成績に影響を与えていることを明かしているのです。

まとめ

以上、これまでの十亀剣投手と松田宣浩選手の対戦成績について詳しく探ってみました。

現在は脅威の対戦成績となっていますが、このお得意様具合はこれからも続くのでしょうか?

もし十亀剣投手がこの記事をご覧になっていましたら、ぜひこの記事を参考に松田選手対策を改めて考えてみてほしいと思います。

これからは十亀剣投手の逆襲に期待しましょう。

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