どうもマツローです。

プロ野球ファンの皆様にとっては熱い戦いとなった日本シリーズが終わり、秋季キャンプを残して今年も野球の季節が終わりを告げようとしています。そんなストーブリーグの始まりには、毎年悲しい別れがつきもの。それは引退・自由契約・戦力外通告を受けた選手が愛するチームを去ることです。

戦力外第1次通告期間は10月1日~12日まで。第2次通告期間は、クライマックスシリーズ終了の翌日から、日本シリーズ終了の翌日までとされています。

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12球団合同トライアウト

現役続行を望む選手は11月13日(火)タマホームスタジアム筑後にて開催される、12球団合同トライアウトを受けることができます。自由契約となった選手以外にも、プロ野球退団後に社会人野球に登録されて2年以上を経過した選手なども参加することができ、いわばプロ野球を諦めたくない選手たちにとっては最後のチャンス。例年50名を超える選手が最後のアピールの場に駆けつけます。

自由契約となった選手の中には、すでに他球団から獲得調査の声がかかっていたり、怪我の影響で育成選手として再契約を結ぶ選手もいるので、現役続行を希望するすべての選手がトライアウトを受けるわけではありません。そこで2018年に自由契約となった選手の中から、現役続行を希望している注目選手を、球団別にご紹介します。

各球団の現役続行希望選手一覧

【埼玉西武ライオンズ】高橋朋巳・玉村祐典、他
守護神を務めたこともある高橋朋巳選手は、手術の影響で育成再契約。最速149kmの豪速球で2014年ドラフトの隠し玉といわれた玉村祐典選手は、まだ22歳と若く、トライアウト参加が予想されています。

【福岡ソフトバンクホークス】五十嵐亮太・攝津正、他
引退選手も含め12球団最多の20名もの選手が自由契約に。五十嵐亮太選手・寺原隼人選手・攝津正選手といったビッグネームが並び、現役続行を希望しています。特に攝津選手はかつて「最優秀中継ぎ投手」と「沢村賞」にも輝き2012年から5年連続で開幕投手を務めるなど実績は抜群、まだまだ老け込む年齢ではありませんので頑張って欲しいですね。

【北海道日本ハムファイターズ】新垣勇人・高良一輝
自由契約となったほとんどの選手が引退し、現役続行を希望している新垣勇人選手・高良一輝選手は、合同トライアウトへの参加を表明しています。

【オリックスバファローズ】中島宏之・佐藤世那、他
契約最終年となった中島宏之選手は、球団からの大幅減俸提示に折り合いがつかず退団。メジャーリーグにも挑戦した経験を持ちこれまでの実績は十分なので復活に期待したいです。仙台育英高校を準優勝へと導いたエース・佐藤世那選手は、フォーム改造が実らず、僅か3年での退団となりました。トライアウト参加を表明しています。

【千葉ロッテマリーンズ】宮崎敦次・肘井竜蔵、他
肘井竜蔵選手は育成契約から支配下登録を勝ち取った苦労人。今後は未定となっています。

【東北楽天ゴールデンイーグルス】聖澤諒・細川亨、他
18名の選手が戦力外となったが、内6名の選手が育成での再契約となります。細川亨選手は現役続行を希望しており、かつての“盗塁王”聖澤諒選手、伊志嶺忠選手は未定となっています。

【広島東洋カープ】佐藤祥万・仲尾次オスカル、他
文星芸大付高校のエースとして甲子園を沸かせた佐藤祥万選手も、DeNA・日ハム・広島の3球団を渡り歩きました。現役続行を希望しています。

【東京ヤクルトスワローズ】成瀬善久・由規、他
かつてはロッテのエースとして名を馳せた成瀬善久選手・苦しいリハビリを乗り越えた由規選手も、来季は未定ながら現役続行を希望しています。鵜久森淳志選手・比屋根歩選手・久古健太郎選手はトライアウトへの参加を表明しています。

【読売ジャイアンツ】中井大介・河野元貴、他
一軍で4番を打ったこともある中井大介選手・強肩を期待された河野元貴選手、共にトライアウトへの参加を表明しています。

【横浜DeNAベイスターズ】須田幸太・荒波翔、他
中継ぎとして実績のある須田幸太選手・2度のゴールデングラブ賞受賞経験を持つ荒波翔選手が戦力外に。両選手共に現役続行を希望しています。

【中日ドラゴンズ】若松駿太・濱田達郎、他
2012年ドラフトで大谷選手・藤波選手と共に「高校BIG3」と称された濱田達郎選手は、手術の影響で育成契約となっていましたが自由契約に。2015年に10勝をあげた若松駿太選手はトライアウトへの参加を表明しています。

【阪神タイガース】西岡剛・今成亮太、他
華麗な走塁でロッテで活躍し海を渡った“スピードスター”西岡剛選手も、近年は怪我に泣き戦力外に。今成亮太選手も近年は一軍で活躍する機会に恵まれませんでした。両選手共に現役続行を希望しています。

シーズン終了と共に、早くもチームは来季に向けてチーム作りを始めています。しかし愛着のある選手や将来を期待された選手が、開花の時を迎えずに退団してしまうのは寂しいことです。そんな選手の未来を繋いでくれるのが、12球団合同トライアウトです。実際に来季の契約を結ぶ選手はひとにぎりで、残念ながら多くの選手が合同トライアウトを最後にユニフォームを脱ぎます。そんな選手たちの最後の輝きを目に焼き付け、一人でも多くの選手の未来への扉が開かれることを祈ります。

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