NPB往年の守備の名手を語る(外野手編)

どうもマツローです。

広い守備範囲を駆け回る外野手の守備は本当にかっこいいですよね。

地面スレスレのダイビングキャッチや豪快なバックホームは野球ファンならずとも興奮するもの。

そこで今回は往年の外野守備の名手について語りたいと思います。

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1.外野守備の名手とは

外野守備の名手とはどのような選手を指すのでしょうか。

外野手は広い範囲を守る必要があるので、ノーバウンドで打球を捕る能力が非常に重要です。

ノーバウンドで打球を捕るためには足の速さ、事前の予測、打球判断等が求められます。

また、長い距離を投げるため、強く正確なスローイングも必要となるため、あらゆる能力が求められるのが外野守備なのです。

外野守備の名手は、個々の選手の特徴を活かして時に信じられないような素晴らしいプレーを見せてくれます。

次から守備の特徴別の外野守備の名手をご紹介します。

2.守備範囲の広さが際立つ外野の名手

まずは抜群の守備範囲の広さを誇る外野手をご紹介しましょう。

岡田幸文

外野守備と言えばこの人を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

岡田選手を一躍有名したのは2011年読売ジャイアンツとの交流戦で、岡田選手は東京ドームで幾度となくファインプレーを披露しました。あまりにも見事なファインプレーの連続にジャイアンツファンも拍手喝采。

前後左右に打球を追いかけてキャッチする姿は相手ファンも魅了する見事なものでした。

ヒット性のセンターへの辺りを幾度となく好捕してしまうことからロッテファンの中では「残岡」と言う言葉が生まれました。

残岡とは「残念、そこは岡田だ!」の略です。相手チームもあそこに打ってしまっては仕方がないとあきらめるほどの驚異的な守備範囲だったのです。

赤星憲広

盗塁王を何度もとった赤星選手。その脚力を活かして本拠地の広い甲子園を縦横無尽に駆け回ります。

打球反応も良く、赤星選手で無ければ抜けているような当たりも悠々と追いつくとシーンも数多くありました。

また球際にも強く、フェンス際や地面スレスレでのダイビングキャッチもファンを沸かせました。

3.強肩が際立つ外野の名手

外野からのバックホームとホームでのクロスプレーは球場が最も盛り上がるシーンの一つです。

そこでレーザービームを放つ強肩外野手をご紹介します。

アレックス・オチョア

中日ドラゴンズ・広島東洋カープで活躍したアレックス選手はとんでもない強肩の持ち主です。

2003年の読売ジャイアンツとの開幕3連戦では何度も強肩を披露し、球場を沸かせました。

体制が悪くてもホームまでノーバウンドで届く強い送球は日本プロ野球史上最高の強肩との呼び声も高い選手です。

鈴木誠也

広島東洋カープの鈴木誠也も強肩の持ち主です。しかし、数字を見ると捕殺数が非常に少ない鈴木選手。

実は相手チームも鈴木選手の強肩を恐れてあまりランナーを回さないのです。

相手チームに恐れられているため、披露される機会は少ない鈴木選手の強肩ですが、低く強い弾道は恐るべき強肩外野手です。

4.総合的に高い能力を誇る外野の名手

外野手には守備範囲が広く、球際にも強く、強肩。そんな名手も存在します。

次は外野守備の全てを兼ね備えたスーパー外野手をご紹介します。

イチロー

バッティングも天才的なイチロー選手ですが、守備でも天才的な能力を見せます。

日本人の野手は大成しないと思われていたメジャーリーグでもイチローの外野手としての能力は際立っていました。

まずは俊足を活かした広い守備範囲で、落下点に最短距離で到達する打球判断と俊足で鋭い当たりをアウトにします。

ボールの落下点スレスレの場合もスライディングが上手く怪我をせずに、アウトにする能力に長けていました。

あれだけ球際の打球を処理しながら、守備で怪我をしないことも長く現役を続けられた一因となっていると言えるでしょう。

また、強烈な送球は本場アメリカのファンをも虜にしました。

高校時代は投手を務めていたイチロー選手は矢のように鋭く正確な送球で三塁やホームで何度もランナーを刺し、実況では「レーザービーム」という名言も誕生しました

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新庄剛志

陽気で明るいキャラクターが人気だった新庄選手ですが、守備能力はプロの中でも超一流の実力の持ち主です。

俊足を活かした広い守備範囲と強肩はイチロー選手に勝るとも劣らない外野守備の名手です。

野村監督時代にはその方の強さから、投手にも挑戦しています。

公式戦での登板はありませんでしたが、オープン戦では読売ジャイアンツの二岡選手から三振を奪っています。

延長戦で選手が足りなくなってしまった時には遊撃手を一時務める等、野球センスの塊のような選手ですね。

英智(ひでのり)

英智選手は外野守備の名手として黄金時代の中日ドラゴンズを支えました。

足も速く、捕球能力も高いため、ギリギリのタイミングの打球をダイビングキャッチで何度もチームのピンチを救いました。

強肩もウリで素早いモーションからホームまで正確な送球で相手チームの得点を何度も防いでいます。

外野守備に必要な能力をすべて持っている外野守備の申し子のような選手ですね。

引退セレモニーではマウンド付近からスタンドまで届く遠投を披露し、最後までその強肩を見せつけました。

4.外野守備最強チームは?

3人で守る外野は3人あわせての守備力が大切です。歴代最強の呼び声高い最強外野守備陣をご紹介します。

①全く穴が無いイチロー・田口・谷

全てにおいてバランスの良い守備陣を敷いたのがオリックスのイチロー・田口・谷の外野守備陣です。

3人とも守備範囲も広く送球も良いため、穴の無い安定感抜群の外野守備陣です。

②強肩が揃う福留・アレックス・英智

球界屈指の強肩が3人揃ったのが福留・アレックス・英智を擁した中日の外野守備陣です。

この時の中日はどこに飛んでも超強肩が揃っていたので、進塁が非常に難しい守備陣になっています。

5.まとめ

外野の守備の名手についてご紹介しました。

地面スレスレでのダイビングキャッチやフェンスにぶつかりながらのキャッチ、矢のようなバックホーム等、外野守備にはダイナミックな魅力がたくさん詰まっていますよね。

外野守備の名手達はそれぞれの特徴を活かして広い外野を守ります。

プロ野球観戦をする際は外野守備の名手の動きに注目してみるのも良いでしょう。

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