あの選手は今…YouTuberになったプロ野球選手たち

プロ野球で活躍した選手のセカンドキャリアとして、コーチを経て監督に就任したり、球団スカウトやスコアラーといったチームを支える仕事に就いたり、チームを離れて解説者になるなど、野球に関わる仕事へ就職できる選手は、あまり多くありません。

若い年齢ならば、野球とは全く関係のない一般企業へ就職したり、社会人野球出身選手がもと居た野球チームへ戻ったりといった道もあります。

しかし近年、元プロ野球選手の新たなセカンドキャリアとして「YouTubeチャンネルを開設し、YouTuberとして活躍する」プロ野球OBが急増しています。

今回は、そんな元プロ野球選手YouTuberの中から特に人気のあるチャンネルを、選手としての簡単な経歴と共にご紹介します。
※2020年4月13日集計

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球界一の頭脳とエンタメの最強YouTuber!里崎智也氏

名前   :里崎 智也(さとざき ともや)

生年月日 :1976年5月20日

ポジション:捕手

経歴   :鳴門工高→帝京大→千葉ロッテマリーンズ

受賞歴  :ベストナイン賞2回・ゴールデングラブ賞2回・最優秀バッテリー賞2回

YouTubeチャンネル:Satozaki Channel

チャンネル登録者数:26.5万人

2005年・2010年は千葉ロッテマリーンズの優勝に貢献し、2006年WBC優勝、2008年の北京オリンピックにも出場した里崎智也氏。

オフはプロ野球選手としては異例のディナーショーを開くなど、球界きっての頭脳と持ち前のエンターテイナーぶりで人気を博していた捕手です。

引退後はプロ野球解説者として活躍していましたが、2019年3月18日よりYouTubeチャンネルを開設。忖度ない球界の裏話や選手時代の本音を聞くことができ、元プロ野球選手YouTuberの中で一番の登録者数を誇ります。

セオリーにとらわれない独自の考え方と捕手ならではの観察眼は、プロ野球を目指す少年やコアなプロ野球ファン必見。アシスタントを務める元東北放送アナウンサー・袴田彩会さんとの絶妙な掛け合いで、専門的な技術論も軽快に楽しむことができます。

元プロ野球選手YouTuberのパイオニア!高木豊氏

名前   :高木 豊(たかぎ ゆたか)

生年月日 :1958年10月22日

ポジション:内野手・外野手

経歴   :多々良学園高→中央大→横浜大洋ホエールズ・横浜ベイスターズ→日本ハムファイターズ

受賞歴  :盗塁王1回・ダイヤモンドグラブ賞1回・ベストナイン3回

YouTubeチャンネル:高木豊 Takagi Yutaka
:高木豊のセカンドチャンネル

チャンネル登録者数:メイン21.5万人・サブ3.2万人

80年代に「スーパーカートリオ」の一角として活躍し、史上22人目の300盗塁も達成した高木豊氏。引退後は横浜ベイスターズ内野守備・走塁コーチ、横浜DeNAベイスターズヘッドコーチに就任し、アテネオリンピック日本代表では内野守備・走塁コーチを務めました。

プロ野球解説者としても人気でしたが、2018年3月31日よりその分析力・話術を活かし、元プロ野球選手では初めてのYouTubeチャンネルを開設。メインチャンネルでは、長く日本球界を渡り歩いた経験を活かした野球秘話が人気です。

また、豊富な人脈を活かし、巨人・原辰徳監督やDeNA・ラミレス監督、江川卓氏や掛布雅之氏といった往年の名選手から、巨人・坂本勇人選手やDeNA・山﨑康晃選手などの現役選手まで、時折招かれる大物ゲストの貴重な話を聞くことができます。

2019年9月10日にはサブチャンネルも開設。YouTube撮影の裏話や野球以外の企画もあり、高木氏をもっと身近に感じられるチャンネルとなっております。

球界随一の匠の技がYouTubeで蘇る!井端弘和氏

名前   :井端 弘和(いばた ひろかず)

生年月日 :1975年5月12日

ポジション:内野手

経歴   :堀越高→亜細亜大→中日ドラゴンズ→読売ジャイアンツ

受賞歴  :ゴールデングラブ賞7回・ベストナイン5回

YouTubeチャンネル:【イバTV】井端弘和公式チャンネル

チャンネル登録者数:8.7万人

球界屈指のバットコントロールと球史に残る伝説のショートとして、2000年代の中日ドラゴンズ黄金期を支えた井端弘和氏。荒木雅博氏との「アライバコンビ」で、数々の芸術的なプレーを残しました。

日本代表としても活躍し、2013年WBC2次ラウンドではMVPを獲得。読売ジャイアンツへ移籍し、2000本達成目前で引退しました。

引退後は巨人や日本代表で内野守備走塁コーチを務め、2019年9月4日にYouTubeチャンネルを開設。現役時代の裏話や貴重なエピソードが聞けるほか、ポジショニングやノックなど、実践も交えた守備の極意を観ることができます。

初ゲストには荒木雅博氏が登場。華麗な連係プレーに、当時を懐かしく思い出したファンも多かったのではないでしょうか。

幅広い人脈と経験が光るYouTuber!片岡篤史氏

名前   :片岡 篤史(かたおか あつし)

生年月日 :1969年6月27日

ポジション:内野手

経歴   :PL学園高→同志社大→日本ハムファイターズ→阪神タイガース

受賞歴  :ベストナイン2回ゴールデングラブ賞3回

YouTubeチャンネル:片岡篤史チャンネル

チャンネル登録者数:13.1万人

PL学園高時代に4番を務め、元中日ドラゴンズ・立浪和義氏らと甲子園春夏連覇を果たした片岡篤史氏。日本ハムファイターズ入団後は1年目からレギュラーに定着し、阪神タイガース移籍後も、勝負強いバッティングで2003年・2005年の優勝に貢献しました。

引退後は野球解説者・評論家として、TV・ラジオ番組にレギュラー出演していたほか、阪神一軍打撃コーチに就任。退任後、高木豊氏のYouTubeチャンネル出演をきっかけに、2019年10月1日より自身のチャンネルを開設しました。

そんな片岡篤史チャンネルでは、選手時代やコーチ時代の話、スカウトとなった元チームメイト・田中秀太氏との裏方話など、片岡氏ならではの話を聞くことができます。PL学園高OBからは桑田真澄氏・清原和博氏もゲスト出演。清原氏の出演動画の再生回数は、軒並み100万回を超える人気動画となっています。

あのプロ野球選手もYouTuberに?!引退後の選手にまた逢える!

元プロ野球選手のYouTubeチャンネルは他にも、金本義明氏・新庄剛志氏・小田浩平氏・一場靖弘氏・高橋聡文氏・喜田豪氏や、野球賭博に関与していたとして球界を去った笠原将生氏など、多数存在します。

他にもダルビッシュ有選手・前田健太選手など、現役メジャーリーガーも公式チャンネルを開設し、活躍の場を広げています。

また、個人でYouTubeチャンネルは解説していなくても、各球団の公式チャンネルに出演していたり、プロ野球OBが集まる「OBTV公式チャンネル」や、コアな野球ファンが開設するYouTubeチャンネルに出演していたりと、意外なところで引退した選手の今を知ることができます。

大好きだった選手が引退した後も培ったスキル・人脈を活かし、笑顔で活躍する姿がみられるのは嬉しいことです。2020年は、新型コロナウイルスの影響でプロ野球の開幕が延期となり、現時点(4月13日)も開幕日は未定となっています。家で過ごす時間が増えた今だからこそ、こういったYouTubeチャンネルで野球に触れていたいと思います。

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