歴代ベストナイン(中日ドラゴンズ編)

どうもマツローです。

今回の歴代ベストナインは中日ドラゴンズです。

近年は主力選手の過渡期にあり成績が振るわないドラゴンズですが、根尾選手や石川選手など若手のホープも数多くいます。

そんなドラゴンズはこれまで沢山の名選手を輩出してきました。例えば鉄壁の二遊間“アライバコンビ”で有名な荒木雅博さんと井端弘和さんや“ミスタードラゴンズ”の代名詞立浪和義さん、“オレ竜”で有名な落合博満さんなど、かなり濃いメンバーが揃っています。

沢山のレジェンド選手たちを輩出してきた中日ドラゴンズのベストナインを考えてみましたのでご覧ください!

※2019年度の時点での現役選手の通算成績は2019年シーズン終了後のデータを掲載しています。またメジャーで活躍した選手は日米の通算を掲載しています。外国人選手は日本での記録のみの掲載です。

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監督

監督「落合博満」

通算成績=.311・2371安打・510本塁打1564打点
(中日時代の)キャリアハイ=1989年.321・153安打・40本塁打116打点
監督通算成績(計8年間)=629勝・リーグ優勝4回・日本一1回

現役時代、三度も三冠王に輝いた華々しい実績を持つ落合さん。その素晴らしい能力は監督になってもなお発揮されていて、8年間中日の監督を務めた間になんと4回もリーグ優勝をしています。落合さんの考えは一貫していて“勝つことが最大のファンサービス”という信念のもと、ファン感謝祭等には出席しないなどのこだわりも持っていました。

また、選手のことはもちろん大切にしていましたが、個々の記録よりチームの勝利を一番に考え采配を振るいました。そのぶれない方向性が監督としての成績に現れているように感じます。とても素晴らしい方ですよね。

野手ベストナイン

1番:荒木雅博(二塁手)

通算成績=.268・2045安打・275二塁打・284盗塁
キャリアハイ=2005年 .291・181安打・22二塁打・42盗塁

中日のリードオフマン、アライバコンビのアラの方、荒木さんを1番に置かずして誰を置くでしょう。中日の黄金時代を落合さんの指揮の下築き上げた一人です。選手としての特徴の一つは、足がとてつもなく速いというわけではないのに、盗塁をほとんど成功させていたということ。技術が非常に優れていたのですね。能力だけに頼らないというのは凄いです。

2番:井端弘和(遊撃手)

通算成績=.281・1912安打・510打点・248犠打
キャリアハイ=2005年 .323・181安打・63打点・19犠打

荒木さんを1番に置いたなら、井端さんは必ず2番ですね。荒木さんが出塁した後、井端さんは「送る、つなぐ、盗塁させる」となんでも出来ます。井端選手の最大の特徴は“非常に打ち取りにくく神経を使う打者”という点です。状況に応じて華麗な流し打ちを見せたり、ファールで何球も粘って四球で出塁したりと簡単にアウトにならずに、状況に合わせて何でも出来るという点では球界屈指の二番打者と言えるのではないでしょうか。

また二人は守備でも二遊間を組んでいましたし、息ぴったりでした。特にその守備はとても芸術的でファンを唸らせます。今もテレビや動画で見ることができますが、まさに圧巻ですね。

3番:福留孝介(右翼手)

通算成績=.283・2395安打・322本塁打・1240打点
キャリアハイ=2006年 .351・174安打・31本塁打・104打点

現在も阪神で活躍していますし、メジャーリーグの経験もある福留孝介選手を3番へ。持ち味は右へ左へ広角に打ち分けることができるバッティングセンスと非常に優れた選球眼です。2002年には首位打者を獲得して、巨人松井秀喜選手の三冠王を阻止した男としても有名です。

また打撃のセンスだけではなく守備も秀逸で、強肩と読みを活かして何度もレーザービームを放って投手を救っています。通算2500安打までもう間もなくですので、達成するのが楽しみですね。

ちなみに1番荒木選手、2番井端選手、3番福留選手は“ブルー・スリー”という愛称でも親しまれていました。

4番:落合博満(一塁手)

通算成績=.311・2371安打510本塁打1564打点
(中日時代の)キャリアハイ=1989年 .321・153安打・40本塁打116打点

監督としても非常に優秀ですが、もちろん選手としても非常に優秀な方でした。落合さんの打法は「神主打法」で有名ですが、さらにそれを改造したものでした。なぜ改造したのかというと、松沼博久さんという方のインハイボールが苦手でそれを克服するために、独特な神主打法を編み出したそうです。また、NPB史上唯一三冠王を3度獲得していますが、この結果を残している選手は落合さんを除いて誰もいません。これは才能と努力を積み重ねた素晴らしい選手であることがうかがえるかと思います。

5番:タイロン・ウッズ(DH)

通算成績=.289・851安打・240本塁打・616打点
キャリアハイ=2006年 .310・162安打・47本塁打144打点

中日の助っ人外国人といえば、と聞かれたらみなさんは何と答えるでしょうか。きっと多くの方が名前を挙げるであろう、タイロン・ウッズさんを5番へ置きました。外国人選手らしく体が非常に大柄で、桁違いのパワーで特大のホームランを何度も放っていました。また愛らしい一面もあり、日本語で冗談を言ったり、ヒーローインタビューも日本語で答えようとすることもあり、ファンから非常に親しまれていました。

6番:和田一浩(左翼手)

通算成績=.3032050安打・319本塁打・1081打点
(中日時代の)キャリアハイ=2010年 .339・171安打・37本塁打・93打点

「ベンちゃん」の愛称で親しまれていた和田選手を左翼手で選出。独特のオープンスタンスの打ち方から、右方向に強烈な打球を飛ばす広角打法の持ち主として有名でした。西武からFA宣言し、地元東海地方の球団である中日に移籍。2010年にはリーグMVPを獲得するなど、非常にファンに人気のある選手でした。

7番:立浪和義(三塁手)

通算成績=.285・2480安打487二塁打・1037打点
キャリアハイ=1996年 .323・165安打・39二塁打・62打点

三代目“ミスタードラゴンズ”は立浪和義さんの愛称になっています。遊撃手、二塁手、三塁手の3つのポジションでゴールデングラブ賞を獲得していてこれはプロ野球史上最多のポジションとなっています。このことから立浪さんの守備力、適応力が非常に高いことがうかがえますよね。また通算の二塁打数とシーズン30二塁打以上の回数は日本記録にもなっています。

8番:アロンゾ・パウエル(中堅手)

通算成績=.313・817安打・147二塁打・116本塁打
キャリアハイ=1995年 .355・138安打・19本塁打・69打点

「ゾウさん」の愛称でファンに愛されていた、パウエル選手。外国人選手では珍しくパワーヒッターというよりはアベレージヒッターのバッティングを得意としていました。それもあってか1996年のシーズン42二塁打はその年で一番多い記録となっています。また心の非常に優しい選手で、当時の監督であった星野さんへ「他の選手を殴らず、自分を殴って」と進言したことでも知られています。

9番:谷繁元信(捕手)

通算成績=.240・3021試合2108安打・1040打点
(中日時代の)キャリアハイ=2003 .264・18本塁打・69打点

1989年に横浜大洋ホエールズ(現在のDeNA)に入団してから中日で引退する2015年まで26年間も現役生活を続けた谷繁さん。通算出場試合数の3021試合は日本記録になっています。また2000本安打を達成した捕手という数少ない括りの一人でもあります。また、2014年と2015年は中日の選手兼任監督も務めたことがあり首脳陣の信頼の高さもうかがえる人物だったんだということが分かりますね。



投手ベストナイン

杉下茂(先発)

通算成績=防御率2.23215勝・170完投
キャリアハイ=1954年 防御率1.3932勝273奪三振・7完封 ※沢村賞

“フォークボールの元祖”杉下投手を先発に選出しました。杉下投手は日本で初めてフォークボールを投げた投手と言われており、そのフォークの切れ味とインパクトは凄まじく、その後日本球界にフォークボールを発展させた第一人者として有名です。

星野仙一(先発)

通算成績=防御率3.60・146勝・15完封
キャリアハイ=1977年 防御率3.53・18勝・3完封

闘将で知られている星野さんですが、現役時代も闘志あふれるピッチングでファンを魅了していました。また巨人と阪神キラーでもあり、三つ巴の合戦は毎度白熱していました。気性が荒い一方でとても気配りのできる方であり、沢山の選手、スタッフ、ファンから愛される非常に人徳のある方でした。

今中慎二(先発)

通算成績=防御率3.15・91勝
キャリアハイ=1993年 防御率2.20・17勝・247奪三振 ※沢村賞

「イマチュー」のあだ名でファンに愛された今中さん。伸びのあるストレートと、同じ腕の振りから繰り出される100キロ程のスローカーブのコンビネーションはまさに芸術。4年連続で開幕投手に指名されるなど首脳陣の信頼は絶大で90年代前半はエースとして君臨。また1993年には沢村賞も獲得しており、人気と実力を非常に兼ね備えた華のある選手でした。

浅尾拓也(中継ぎ)

通算成績=防御率2.42・200ホールド
キャリアハイ=2011年 防御率0.4145ホールド・WHIP0.82

なんと2011年シーズンで0.41という驚異の防御率を叩き出した中日の最強リリーバー浅尾さん。2011年は79試合(87イニング)に登板しての0.41という防御率は突出した成績で、NPB史上初めて中継ぎ投手としてシーズンMVPを獲得しました。またフィールディングも非常に良く、落合監督に絶賛されていました。顔は所謂イケメンで、女性人気は圧倒的。ファンの女性たちからは「浅尾きゅん」と呼ばれ、まるでアイドル歌手のような選手になっていました。2018年シーズンをもって惜しまれつつ引退をしてしまいましたが、今後は二軍投手コーチとしてドラゴンズを支えていく予定です。

岩瀬仁紀(抑え)

通算成績=防御率2.31407セーブ1002試合
キャリアハイ=2006年 防御率1.3040セーブ・56試合

非常にキレのあるスライダーで打者を寄せ付けないプレースタイルはファンを安心させてくれました。また前人未踏の通算407セーブというセーブ数と1002試合登板というのは、日本記録になっています。心が非常に熱く、自身の記録よりチームの勝利を第一に考える選手でした。

戦力評価※(筆者の独断です)

攻撃力

守備力

機動力

先発投手

救援投手

接戦時の強さ

現役選手が少ない形になってしまいましたが、かなり有名な選手が多く在籍していた印象があります。しかし根尾選手や石川選手も入団しましたし、今後もレジェンドといつか呼ばれるような選手が多数出てくると思います。その時はまた、ベストナインを考えてみたいですね。

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