歴代ベストナイン(西武ライオンズ編)

どうもマツローです。

2019年も持ち前の“山賊打線”で打ちまくり2年連続パ・リーグ優勝を成し遂げた西武ライオンズ。

プレーオフでは残念な結果になってしまいましたが、主力はまだ若手メンバーが多くこれからも常勝チームとしての期待がかかります。

さてそんな素晴らしいシーズンを終えた西武。現代、過去それぞれで名選手たちが活躍してきました。昔から西武出身の選手は大成する傾向にあり、例えば清原和博さんや松井稼頭央さん、現在中日ドラゴンズで復活を遂げた松坂大輔選手等大物揃いです。もちろん現役で西武の強さを支える選手も沢山います。日本プロ野球界のシーズン最多安打記録を持っている切り込み隊長の秋山翔吾選手、“おかわりくん”の愛称で親しまれている豪快なホームランバッター中村剛也選手をはじめ、名だたる選手が今の西武の強さを作り上げています。

そんな西武の選手達でベストナインを組んでみました。懐かしい選手の名前もありますよ。

※2019年度の時点での現役選手の通算成績は2019年シーズン終了後のデータを掲載しています。またメジャーで活躍した選手は日米の通算を掲載しています。外国人選手は日本での記録のみの掲載です。

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監督

監督「森祇晶」

通算成績=.236・1341安打・81本塁打・582打点
キャリアハイ=1965年.277・134安打・5本塁打・58打点
監督成績=785勝583敗・リーグ優勝8回日本一6回

西武の黄金期を作った森祇晶を差し置いて、他に誰が監督をするでしょうか。実績を見ればかなりの名将であることが伝わってきますよね。選手としても巨人のV9時代を支えた名捕手として語り継がれています。選手への指導は大変厳しい方だったそうですが、反面選手のことを大切に思い信じて野球をさせていたので、監督と選手の信頼関係は非常に高いものだったそうです。

野手ベストナイン

1番:秋山翔吾(中堅手)

通算成績=.301・1405安打・116本塁打・513打点
キャリアハイ=2015年 .359216安打・14本塁打・55打点

2015年に達成した216安打が歴代のシーズン最多安打記録となって歴史に名を刻んだ秋山選手。俊足と強肩を活かした広い守備範囲が特徴。打撃面ではバットコントロールが非常に優れていてまさに走攻守三拍子揃った選手です。2020年からはMLBに挑戦することが決まっており、海外での活躍も注目ですね!

2番:浅村栄斗(二塁手)

通算成績=.285・1317安打・180本塁打・737打点
キャリアハイ=2018年 .310・175安打・32本塁打・127打点

2019年シーズンから東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍した浅村選手を2番で起用です。元々は遊撃手をやっていたそうですが、色々と考慮された末、現在は二塁手として活躍しています。楽天でも相変わらず勝負強い打撃でチームに貢献しています。

3番:松井稼頭央(遊撃手)

通算成績=.285・2705安打・1048打点・465盗塁
キャリアハイ=2002年 .332・193安打・36本塁打・87打点・33盗塁 ※トリプルスリー

メジャーや楽天でプレーしながらも“ミスターレオ”と呼ばれるほど、西武ファンに愛された松井さん。残念ながら2018年シーズンをもって現役引退となってしまいましたが、その功績は素晴らしいものでした。俊足・強肩といった非常に高い身体能力を武器にただ野球をするだけではなく、魅せるプレーでファンを沸かせてきました。2019年シーズンからは西武の2軍監督として指導育成にあたるそうなので、松井さんの野球理論を叩き込まれた名選手が生まれるのが楽しみですね。

4番:アレックス・カブレラ(DH)

通算成績=.303・1368安打・357本塁打・949打点
キャリアハイ=2002年 .336・150安打・55本塁打・115打点

西武の助っ人外国人といえばカブレラさんの名前が浮かぶ方も多いのではないでしょうか。同時期に入団したスコット・マクレーンさんと二人合わせて“ツインバズーカ砲”とも呼ばれ、本塁打を量産しました。2002年には当時のNPBシーズン最多タイ記録となる55本塁打を放ち他球団の投手を震え上がらせました。丸太のような太い腕から放たれる打球はまさに規格外で千葉マリンスタジアムでは何と“場外ホームラン”も放ちました。

5番:清原和博(一塁手)

通算成績=.272・2122安打525本塁打1530打点
キャリアハイ=1990年.307・134安打・37本塁打・94打点

甲子園で“KKコンビ”として一世を風靡した清原さん。プロ入り後は高校時代の爽やかな印象から、“球界の番長”となりなんと通算で放った本塁打は500オーバー。また本塁打を量産する為に必要なフルスイングも魅力の一つで、本塁打の多さと相まって1955三振しています。これは日本プロ野球界の歴代1位の記録になっています。ちなみに196死球も日本記録です。

6番:中村剛也(三塁手)

通算成績=.256・1467安打・415本塁打・1166打点
キャリアハイ=2009年 .285・143安打・48本塁打122打点

“おかわりくん”の愛称でファンから大人気の中村選手は6番で起用です。大きな体から放たれる特大の本塁打が魅力で、本塁打王獲得回数6回、歴代3位の記録を持っています。体が大きいので鈍足と思われがちですが、一塁到達速度は4.18秒となかなかの俊足。さらに守備も華麗なので元チームメイトの平尾博嗣さんからは「動けるデブ」と言われたそうです。

7番:秋山幸二(右翼手)

通算成績=.270・2157安打437本塁打・1312打点
キャリアハイ=1987年.262・130安打・43本塁打・94打点・38盗塁

“メジャーに最も近い男”と呼ばれた秋山さんは現役時代クールな男前の選手として女性人気も高かったそうです。さらに人気だけではなく、能力もぴか一で俊足・強打・強肩と走攻守三拍子そろった名選手として西武の黄金時代を支えてきました。1986年の日本シリーズでは「バク宙ホームイン」を披露し、ファンを沸かせるなどお茶目な一面もありました。ちなみに1987年はあと2つ盗塁を決めていればNPB唯一の「40本塁打40盗塁」の偉業を達成していました。

8番:和田一浩(左翼手)

通算成績=.3032050安打・319本塁打・1081打点
キャリアハイ=2003年 .346・162安打・30本塁打・89打点

“ベンちゃん”“ビッグベン”などの愛称で親しまれていた和田さんを8番へ。元々は捕手として入団しましたが当時は伊東勤さんがいたので、なかなかレギュラー定着とはなりませんでした。ですが、東尾さんが監督をやっていた時に、松坂選手と開幕バッテリーを組ませてもらう機会がありました。首脳陣にとても期待が持たれていたのでしょうね。その後は外野手へ転向し、ベストナインも獲得しました。

9番:伊東勤(捕手)

通算成績=.247・1738安打・156本塁打・811打点
キャリアハイ=1990年 .281・103安打・11本塁打・43打点

名捕手の一人伊東さんを西武の捕手として起用しました。かつては監督も務めたこともあり、まさしく“ミスターレオ”ではないでしょうか。現役時代は、西武黄金期のレギュラー捕手として大活躍し、2379試合に出場しました。実績豊富な伊東選手の巧みなリードも魅力の一つです。



投手ベストナイン

稲尾和久(先発)

通算成績=防御率1.98276勝2574奪三振179完投
キャリアハイ=1961年 防御率1.6942勝353奪三振25完投

“神様・仏様・稲尾様”でお馴染みの鉄腕稲尾さん。抜群の制球力と切れのある変化球、無尽蔵のスタミナを武器に西鉄ライオンズの大エースとしてチームを支えてきました。1957年の巨人との日本シリーズでは3連敗で後がない状況から全試合に登板(第4戦以降は4試合中3試合に先発)し、奇跡の逆転日本一に貢献しました。また1961年にマークしたシーズン42勝は恐らく今後永久に破られることのない“アンタッチャブルレコード”となっています。

松坂大輔(先発)

通算成績=防御率3.53・170勝・2130奪三振・73完投
キャリアハイ=2006年 防御率2.13・17勝・200奪三振・13完投

“平成の怪物”こと松坂投手と同じ世代の選手は「松坂世代」と呼ばれています。その世代を代表する投手として名を残しているのは、西武の絶対的エースとして大活躍していたからですね。またライオンズのみならず国際舞台では“日本のエース”として長きに渡り日本代表の中心選手として活躍し、WBCでは二度の最優秀選手に選ばれています。近年は故障との戦いで苦しい日々が続いていましたが、2020年からは古巣西武ライオンズでプレーすることが決まっています。

工藤公康(先発)

通算成績=防御率3.45・224勝2859奪三振・116完投
キャリアハイ=1987年 防御率2.41・15勝・23完投

現在、絶対的王者のホークスの指揮を執る工藤さん。現役時代は西武へ入団し、サウスポーのエースとして活躍していました。ホークス、巨人でも活躍をしたのですが、入団した先の球団を日本一へ導くことから“優勝請負人”の呼び名が付いています。その証拠に工藤さんの日本シリーズ通算最多奪三振は、歴代1位という記録を誇っています。

牧田和久(中継ぎ)

通算成績=防御率2.93・303試合・56ホールド
キャリアハイ=2016年 防御率1.60・58試合・28ホールド

ネットの野球ファンの間で「牧田依存症」という言葉が生まれるほど、大車輪の活躍を見せていたアンダースローの投手、牧田選手。適応力が非常に高く、先発・中継ぎ・抑えどこでも投げられる精神力も魅力です。2020年からは東北楽天ゴールデンイーグルスでプレーすることが決まっています。

豊田清(抑え)

通算成績=防御率2.99・157セーブ
キャリアハイ=2002年 防御率0.78・38セーブ・WHIP0.61

東尾さんが監督を務めていた時に先発から抑えに転向し活躍した豊田さん。2年連続で最優秀救援投手のタイトルを獲得し、豊田投手が登板すると“その試合は勝った”と確信するほど安定感抜群の投球を披露しました。150キロを超えるストレートと抜群の制球力を武器に“レオの絶対的ストッパー”として歴史に名を残しました。

戦力評価※(筆者の独断です)

攻撃力

守備力

機動力

先発投手

救援投手

威圧感

以上が西武のベストナインになります。改めてみると打線の“強打者ぶり”が異常ですね。どこからでも一発が飛び出しそうで、打線の破壊力は12球団でもトップクラスではないでしょうか。

捕手を森選手にすると打線の厚みはさらに増すのですが、日本一及びリーグ優勝の経験が豊富な伊東選手にしてみました。

後は西武から巣立ち、他球団で活躍した選手も複数いますので育成力の高さが際立つ球団といえるのではないでしょうか。今年はリーグ優勝を逃してしまいましたが、来シーズンこそ日本一のチームになってほしいですね。

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