歴代ベストナイン(広島東洋カープ編)

どうもマツローです。

今回は歴代ベストナイン(広島編)について書いていきます。

数年前までBクラスの常連だった広島東洋カープ。最近は生え抜き選手を中心に活躍を見せ、セ・リーグ3連覇を達成するなど黄金時代突入の予感を感じさせます。

「カープ女子」や「神ってる」の流行語も生み出すほど大人気になった広島ですが、皆さんは往年の名選手を知っていますでしょうか。例えば、あの野村克也さんと並ぶ“ささやき戦術”の使い手達川光男さんや、“ミスター赤ヘル”と呼ばれた山本浩二さんなどそうそうたる顔ぶれです。

さらに現代の選手にも名選手が次々と誕生しています。メジャーでも魔術師と驚かれるくらい守備範囲が広い菊池涼介選手や「神ってる」の生みの親鈴木誠也選手等たくさんいます。そんな往年の名選手、現代で活躍する若手選手をごちゃまぜにしてベストナインを考えてみました。わかる!という意見や、こっちの選手のほうが良いのでは?と色々妄想しながらご覧ください!

※2019年度の時点での現役選手の通算成績は2019年シーズン終了後のデータを掲載しています。またメジャーで活躍した選手は日米の通算を掲載しています。外国人選手は日本での記録のみの掲載です。

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監督

監督「緒方孝市」

通算成績=.282・906得点・1506安打・268盗塁
キャリアハイ=1996年.279・144安打・23本塁打・95得点・50盗塁
監督通算成績(計5年間)=398勝・リーグ優勝3回

広島の監督を務めた方は沢山おり名選手、名監督も過去にはいるのですが現代の広島フィーバーを起こした緒方さんを監督として選びました。2015年に監督に就任しその年は4位だったのですが、その後3年間はすべてリーグ優勝へ導いています。2019年限りで監督退任となりましたがセ・リーグ3連覇の功績、監督5年で398勝は十分“名将”と言えるのではないでしょうか。

野手ベストナイン

1番:高橋慶彦(遊撃手)

通算成績=.280・1826安打・57三塁打・477盗塁
キャリアハイ=1980年.307・169安打・11三塁打・38盗塁

トップバッターは広島の黄金時代を支えたスイッチヒッターで盗塁王、高橋慶彦さんを置きました。その時代の選手の中では走力はピカイチで、あの盗塁王福本豊さんの再来とまで言われた逸材です。さらに顔立ちも良かったので、かつてのカープ女子にはモテモテだったようです。

2番:菊池涼介(二塁手)

通算成績=.271・1117安打・204二塁打・278犠打
キャリアハイ=2016年.315・181安打・22二塁打・23犠打

シーズン中はもちろん侍JAPANの二塁手も任されている菊池選手を2番に置きました。まずは何と言っても摩訶不思議な守備範囲。華麗なフットワークで「なんでそこにいるんだ?」と相手チームやファンの度肝を抜くプレーを見せます。まるで先読みしているかのような動きで軽快にさばくためメジャーでは“魔術師(ウィザード)”とも呼ばれています。おそらく守備能力のみに関してはプロ野球史上最高の二塁手ではないでしょうか。好守備をしても変わらないクールな表情も人気要素の一つですね。

3番:新井貴浩(一塁手)

通算成績=.278・2203安打・319本塁打・1303打点
キャリアハイ=2005年.305・165安打・43本塁打・94打点

広島に入団し9年間プレーしたのちFAで阪神へ。その後自らの終の球団に広島を望み、再度広島に舞い戻った新井選手を3番へ。他にも一塁の名手はいますが、人柄を含めてこんなに愛された選手もそうそういないでしょう。独特のフォームでヒットを量産し2000本安打も達成しました。阪神時代は金本知憲さんにとてもいじられまくったエピソードも有名です。

4番:山本浩二(中堅手)

通算成績=.290・2339安打・536本塁打1475打点
キャリアハイ=1981年.330・156安打・43本塁打・103打点

“ミスター赤ヘル”と言えばご存知、山本浩二さんですよね。広島を愛し、広島に愛された選手です。入団早々開幕戦に出場し、そのままレギュラーに定着。その後も非凡な才能を見せて、長きにわたり4番打者として活躍し、通算本塁打数はプロ野球歴代4位536本塁打となっています。この方を広島の4番に置かずして誰を置くのか?他にも良い選手はいますが、他の方を4番に置いたら非難されそうなくらい素晴らしいバッターです。

5番:鈴木誠也(右翼手)

通算成績=.317・670安打・119本塁打・399打点
キャリアハイ=2019年.335・167安打・28本塁打・87打点・25盗塁

近年の広島フィーバーはこの人のおかげと言っても過言ではありません。“神ってる”でお馴染みの鈴木誠也選手です。能力は非常に高く俊足巧打に加えパワーも兼ね備えています。またライトの守備から度肝を抜かれるようなレーザービームを披露する強肩の持ち主で“NPB屈指の5ツールプレイヤー”です。元々は内野手でしたが、2015年から外野手として活躍しています。ヒーローインタビュー中の選手へ水をかけることも彼の持ちネタのひとつになっていますね。

6番:衣笠祥雄(三塁手)

通算成績=.270・2543安打504本塁打1448打点・266盗塁
キャリアハイ=1984年.329・161安打・31本塁打・102打点

“鉄人”こと衣笠選手を選出しました。山本浩二選手と同様に長きに渡り赤ヘル軍団を支えてきた名選手です。通算安打数は歴代5位通算本塁打数は歴代7位ととてつもない成績を残しています。また鉄人の名の通り非常に体もタフで“2215試合連続出場の世界記録(当時)”も持っています。

7番:金本知憲(左翼手)

通算成績=.285・2539安打476本塁打1521打点
(広島時代の)キャリアハイ=2000年.31530本塁打・90打点・30盗塁

2018年まで阪神タイガースの監督を務めた“アニキ”こと金本知憲選手を選出しました。阪神時代も主力打者として活躍しましたが、広島時代の成績も素晴らしく2000年にはプロ球史上7人目の“トリプルスリー”を達成した俊足強打の選手です。当時広島には江藤選手、野村謙選手、前田智選手、緒方選手等スター選手が在籍しており、金本選手を含めた“赤ヘル打線”は他球団の脅威となっていました。

8番:ブラッド・エルドレッド(DH)

通算成績=.259・496安打・133本塁打・370打点
キャリアハイ=2014年.260・118安打・37本塁打・104打点

成績としてはそんなに大きな功績は挙げていませんが、選出した理由として人気の高さを重視してみました。広島での打順は主に5、6番を担っており、その勝負強さと応援歌にもある「無限のパワー」でファンを魅了しました。またプライベートではママチャリを愛用しており、広島市内で体の大きい外国人が乗っているママチャリを見かけたらエルドレッドだと思え、というくらい目撃情報が後を絶ちませんでした。そんな人気者のエルドレッド選手ですが残念ながら2018年シーズンをもって退団が発表されました。

9番:達川光男(捕手)

通算成績=.246・895安打・51本塁打・358打点
キャリアハイ=1986年.274・114安打・9本塁打・46打点

広島出身でとても気さくな兄貴分だった達川さんを広島の捕手へ選出。その飄々とした態度や言動が広島ファンや、選手たちに愛されていました。また捕手として、野村克也に続く“ささやき戦術”の使い手であり様々な珍エピソードを残していることでも有名です。



投手ベストナイン

北別府学(先発)

通算成績=防御率3.67・213勝・135完投
キャリアハイ=1986年 防御率2.43・18勝4敗・勝率.818・17完投 ※沢村賞

カープ往年の大エースである北別府さんを選出。北別府さんの優れている点は“精密機械”と呼ばれるほど正確無比なコントロールです。基本的には変化球で戦うタイプの投手でしたから、研ぎ澄まされたコントロールで投げられる変化球は天下一品でした。また自身の投球に自信も持っており、球審ともめることもしばしば。そういった闘争心は現代の選手には少ないので選出しました。

黒田博樹(先発)

通算成績=防御率3.51・203勝・82完投
キャリアハイ=2006年 防御率1.85・13勝・7完投

2000年以降“広島のエース”と言ったら黒田さんの名前が挙がることも多いのではないでしょうか。黒田さんといえば「ミスター完投」と呼ばれるほどスタミナ溢れる投手でした。広島時代は150キロ中盤の剛速球を武器にしており、同い年の松井秀喜選手との戦いは“平成の名勝負”と言われていました。メジャーリーグに挑戦後は打たせて取るピッチングにモデルチェンジし、本場メジャーでも堂々の成績を残しています。広島復帰後は200勝を達成し、カープの優勝にも貢献。引退セレモニーはとても感動するものでしたね。

前田健太(先発)

通算成績=防御率2.80・144勝・28完投
キャリアハイ=2010年 防御率2.21・15勝・3完投・174奪三振 ※沢村賞

現在メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースで活躍するエースを選出しました。現在は中継ぎとして活躍することが多いですが、広島時代は闘志あふれるピッチングと「マエケンダンス」で人気でした。

マイク・シュルツ(中継ぎ)

通算成績=防御率2.53・63ホールド
キャリアハイ=2009年 2.28・35ホールド

メジャーのダイヤモンドバックスから移籍してきたシュルツさんを助っ人外国人リリーバーとして選出。150キロオーバーのストレートは見るものを圧巻させ、中継ぎとして大活躍しました。短い間ですが広島で活躍後はナショナルズ、その後オリックスへ移籍しています。

江夏豊(抑え)

通算成績=防御率2.49・193セーブ
(広島時代の)キャリアハイ=1979年 2.66・22セーブ

この方の名前を知らないプロ野球ファンはいないのではないでしょうか。たくさんの球団を渡り歩くもそれぞれの球団で輝かしい成績を残してき江夏さんを抑えとして起用。阪神時代は先発で活躍することが多かったですが、広島時代は計55セーブを記録していて広島のリーグ優勝に多大な貢献をしました。

戦力評価※(筆者の独断です)

攻撃力

守備力

機動力

先発投手

救援投手

地域密着感

少し現代で活躍する選手を多めにしました広島のベストナインはいかがでしたでしょうか。他にも江藤選手、野村謙二郎選手、前田智徳選手など沢山の名選手がいるため、なかなか決めるのは難しいですね。皆さんがベストナインを決めるとしたら、どの選手を選出しますか?ぜひ考えてみてくださいね。

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