歴代ベストナイン(オリックス・バッファローズ編)

どうもマツローです。

ラッキーセブンで流れる球団応援歌「SKY」がかっこいいと評判で、ビジターである札幌ドームではファンがネタフリップやタオルなどで、相手チームのファンを楽しませる実にユーモア溢れたパフォーマンスでお馴染みのオリックス・バファローズ。

かつてはオリックス・ブルーウェーブとして球団があり、プロ野球再編問題の際に大阪近鉄バファローズと統合しました。ファンの愛称は、オリ達、オリ姫、オリっ子と呼ばれ、近年はなかなか優勝できずとも大きな声援を送り続け、時には自虐ネタすら発信する愛し方。ファンとチームの絆はある意味球界一かもしれません。

さてそんなオリックスですが、名選手を多数輩出しています。例えば現在もメジャーで活躍する“Wizard(魔法使い)”イチロー選手や、“史上最強のサブマリン投手”と呼ばれる山田久志さんなどそうそうたる顔ぶれがズラリ。

もちろん今現在日本球界で活躍している選手も有名人揃いで、2019年シーズンから北海道日本ハムファイターズでプレーすることが決まったオリックスの絶対的なエース金子千尋選手、パワフルな打撃でファンを魅了してくれるT-岡田選手など頼もしい選手が沢山います。

そんな往年の名選手、日本でまたはメジャーで活躍する選手たちを一挙に集め、ベストナインを組んでみました。選手はオリックス・バファローズ、オリックス・ブルーウェーブ、両方から選出しています。

※2019年度の時点での現役選手の通算成績は2019年シーズン終了後のデータを掲載しています。またメジャーで活躍した選手は日米の通算を掲載しています。外国人選手は日本での記録のみの掲載です。

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監督

監督「仰木彬」

通算成績=.229・800安打・70本塁打・326打点
キャリアハイ=1960年.267・100安打・4本塁打・30打点
監督成績(オリックスのみ9年間)=625勝・リーグ優勝2回日本一1回

近鉄、オリックスを率いた名将仰木彬さん。自身が監督を務めているチームを11年連続でAクラス入りさせるという強者です。また阪神淡路大震災後は「がんばろうKOBE」という合言葉を胸にチームを鼓舞させるなど、関西を明るくさせようと躍起になって活動していました。あのスーパースター、イチロー選手に師匠と思わせるほど素晴らしい方でした。

野手ベストナイン

1番:イチロー(右翼手)

通算成績=.3224367安打・235本塁打・1309打点
キャリアハイ=1994年 .385210安打・13本塁打・80打点・29盗塁

オリックスの一番打者はイチロー選手をおいて他にはいないでしょう。それくらい才気に溢れた天才バッターです。メジャーで達成した262安打シーズン最多記録であり、また日米通算安打4367安打はギネス記録にもなっています。

イチロー選手といえば、誰もが一度は真似をしたことがある「振り子打法」。当時、2軍の打撃コーチだった河村健一郎さんと二人三脚で作り上げたそうです。幼い頃から野球に対する情熱が人一倍強く、いくつものアンタッチャブルな記録を残した球史に残るレジェンド選手ですね。

2番:福本豊(中堅手)

通算成績=.291・2543安打・884打点・1065盗塁
キャリアハイ=1972年 .301・142安打・14本塁打・40打点・106盗塁

現役時代は世界一盗塁数が多い選手として有名だったのがこの福本豊さんです。前人未到の生涯1065盗塁というのを達成し、今の今まで誰にも破られることのない素晴らしい記録を持っています。現在は野球解説者として活躍しています。福本さんの目の前で、記録を破る選手が生まれてくるのが楽しみですね。

3番:加藤英司(一塁手)

通算成績=.297・2055安打・347本塁打・1268打点
キャリアハイ=1979年 .364・163安打・35本塁打・104打点・14盗塁

阪急ブレーブスの名選手、加藤さん。入団して僅か3年で一塁手のレギュラーを勝ち取った素晴らしい才能の持ち主です。勝負強さが魅力の一つで、通算打点も1000オーバーとなかなか。福良さん、大熊さんと共に最強の1、2、3番トリオとして大活躍をしチームの成績に貢献しました。

4番:長池徳士(DH)

通算成績=.285・1390安打・338本塁打・969打点
キャリアハイ=1973年 .313・150安打・43本塁打・109打点

長池さんは本名は徳二という漢字を書き、1979年に改名したそうです。現役生活は阪急ブレーブス一本で活躍していて“ミスターブレーブス”の呼び名が付いています。阪急の右の大砲として重宝され、絶対的な4番打者として活躍しました。ちなみに通算本塁打数は球団記録にもなっています。長池さんの記録を抜く選手がいつか現れると良いですね。

5番:松永浩美(三塁手)

通算成績=.293・1904安打・203本塁打・855打点
キャリアハイ=1985年.320・154安打・26本塁打・87打点・38盗塁

オリックス、阪神、ホークスで活躍した松永さんは“史上最強のスイッチヒッター”の呼び名が付いています。その名の通りバッティングセンスがぴか一で、なかなか達成することが難しいサイクル安打を1982年、1991年の2回成功させています。また日本人選手で初めて「左右両打席で本塁打を放った選手」でもあり、日本人選手のスイッチヒッターの目標とされる選手でもありました。

6番:蓑田浩二(左翼手)

通算成績=.279・1286安打・204本塁打・678打点
キャリアハイ=1983年 .312・139安打・32本塁打・92打点・35盗塁 ※トリプルスリー

現在はプロゴルファーとして活動している蓑田さんは、1983年にトリプルスリーを獲得したこともある全ての能力に特化している選手でした。高校時代甲子園に出場することはできず自信もなかったため、なんとドラフトにかかったにも関わらず入団拒否。その後社会人時代を経て、阪急へ入団しました。オールスターにも何度も出場していて、非常に人気のある選手でした。

7番:阪本敏三(遊撃手)

通算成績=.272・1303安打・97本塁打・449打点
キャリアハイ=1969年 .284・143安打・13本塁打・40打点・47盗塁

下位のドラフト指名で入団しながらも、阪急の黄金期を支えた阪本さん。俊足巧打が持ち味で1969年に盗塁王のタイトルを獲得しています。東映フライヤーズに移籍後も活躍を見せ、最終的には南海ホークスで現役生活を終えました。現在は京都府で、少年野球連盟の理事を務めているそうです。日本の少年野球のためにぜひ、頑張ってほしいですね。

8番:福良淳一(二塁手)

通算成績=.279・1116安打・372打点・224犠打
キャリアハイ=1986年 .309・125安打・12本塁打・44打点・14盗塁

現在はオリックスの育成統括ゼネラルマネージャーを務め、かつてはコーチや監督としてもオリックスを率いた経歴を持つ福良さん。現役時代は練習の鬼で、プロ2年目には春季キャンプで他のレギュラー候補を蹴散らし見事、正二塁手の座を獲得しています。引退の要因の一つである、じん帯の断裂が無ければもう少し長くプレーを見ることができたと思います。

9番:中嶋聡(捕手)

通算成績=.232・804安打・55本塁打・349打点
キャリアハイ=1991年.253・109安打・12本塁打・48打点

1987年に阪急へ入団し29年という長きに渡り現役生活をつづけた、最後の阪急戦士中嶋聡さん。入団当時の時代は、捕手と言えばがっしりした男っぽい選手が多い中、シュッとしたスマートな顔立ちで、女性ファンの人気が高く、プロ野球aiという女性向け野球誌でたびたび特集が組まれていました。

投手ベストナイン

山田久志(先発)

通算成績=防御率3.18・284勝・283完投
キャリアハイ=1976年 防御率2.3926勝・23完投

“史上最強のサブマリン”と呼ばれ、アンダースロー投手の代名詞となった山田さん。現役時代は衰えを知らぬ素晴らしい成績で、12年連続開幕投手を務めました。現在はプロ野球解説者として活躍していて、各方面のテレビ局に引っ張りだこのようです。

米田哲也(先発)

通算成績=防御率2.91350勝・262完投
キャリアハイ=1966年 防御率3.19・25勝・18完投

プロ野球の歴代2位の勝ち星を記録し、そのとてつもないスタミナから“ガソリンタンク”などの呼び名がついた米田さん。当時は左のエースとして活躍していた梶本隆夫さんと共に「ヨネガジコンビ」と呼ばれ、圧倒的な活躍を見せていました。

金子千尋(先発)

通算成績=防御率2.97・128勝・43完投
キャリアハイ=2014年 防御率1.98・16勝・4完投 ※沢村賞

2019年シーズンから北海道日本ハムファイターズに移籍し、金子弌大という登録名に変更する予定で、新天地で活躍を誓う金子選手。多彩な変化球を持ちながらもコントロールが抜群で、与四球率は2.09と非常に優秀な数字を残しています。愛称は「ちーちゃん」でファンからとても愛されています。



佐藤達也(中継ぎ)

通算成績=防御率2.71・109ホールド
キャリアハイ=2014年 防御率1.09・42ホールド

「サトタツ」の愛称で親したしまれ、特にネットの野球ファンからいじられつつも愛された佐藤さん。MAX155キロのストレートが武器で、ホールドをがんがん稼ぐ選手でした。佐藤さんは兄弟が多く、なんと7人兄弟の末っ子だそうです。

平野佳寿(抑え)

通算成績=防御率3.14・160セーブ
キャリアハイ=2014年 防御率3.43・40セーブ

2019年現在はメジャーリーグのアリゾナ・ダイヤモンド・バックスで活躍している平野さん。元々は先発として登板していましたが、2010年から中継ぎに転向。上手くはまったのか、翌年からは守護神として登板することが多くなりました。これからもメジャーでの活躍が期待されますね。

戦力評価※(筆者の独断です)

攻撃力

守備力

機動力

先発投手

救援投手

外野手トリオ

オリックスのベストナインは以上となります。今回のベストナインで感じたことは“鉄壁の外野陣”“機動力”は12球団屈指の戦力だと思います。特に外野陣のイチロー選手、福本選手、蓑田選手の外野陣はとてつもないメンバーですね。この3人は足だけでなく、長打、肩、守備力とどれも一流なのでこんな外野陣が贔屓のチームに居てくれたら心強いことこの上ないですね。現在のオリックスにも後藤駿太選手や宗選手など期待の選手がいますので今後このメンバーの中に割って入る選手が出てきてほしいですね。

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