【1988年度】ハンカチ世代ベストナイン

どうもマツローです。

2006年の夏、甲子園は熱く燃え上がりました。野球ファンのみならず、全国民が固唾を飲んで試合の行く末を見守ったであろう世紀の名勝負。そう、あの田中将大投手と斎藤佑樹投手の決壮絶な勝戦での投げ合いです。決勝戦1日目、延長15回でも決着が付かずまさかの再試合。再試合の最後は田中選手の打席を斉藤選手が打ち取ってゲームセットとなりました。

当時、斉藤投手が爽やかなイケメンだったこともあり、ハンカチを拭う仕草から「ハンカチ王子」と呼ばれることとなりました。思えば今では当たり前に使われるようになった「○○王子」という愛称は、斉藤選手が先駆けだったように思います。

そしてこの世代で活躍する選手はその名の通り「ハンカチ世代」と呼ばれ、現在のプロ野球界の第一線を行く選手ばかりです。優秀な選手が多数揃ったハンカチ世代で、ベストナインを組んでみました。現役の名選手がズラリと勢揃いです。

※2019年度の時点での現役選手の通算成績は2019年シーズン終了後のデータを掲載しています。またメジャーで活躍した選手は日米の通算を掲載しています。

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野手

1番:秋山翔吾(中堅手)

通算成績=.301・1405安打・116本塁打・513打点
キャリアハイ=2015年 .359216安打・14本塁打・55打点

西武の切り込み隊長、秋山選手。秋山選手はシーズン最多安打のNPB記録を持つ、アベレージヒッターです。素晴らしい打撃のセンスだけではなく、俊足強肩とまさにイチロー二世のような才能の塊の選手ですよね。

2020年からは憧れであるMLBへ挑戦する秋山選手、アメリカでの活躍も注目です!

2番:坂本勇人(遊撃手)

通算成績=.293・1884安打・983得点・223本塁打
キャリアハイ=2016年 .344・168安打・96得点・23本塁打

今の巨人の一番の人気選手と言っても過言ではないでしょう。その成績と甘いマスクで老若男女問わず大人気の坂本選手。人気選手ランキングでは常に上位を争う、巨人の不動のレギュラーです。そんな坂本選手は野球選手としては異例の写真集発売という偉業も成し遂げています。

2020年シーズンは順調にいけばハンカチ世代初の“名球会入り”も射程圏内です。

東京五輪、WBCでも全日本の中心選手として期待がかかります。

3番:柳田悠岐(右翼手)

通算成績=.319・958安打・157本塁打・525打点
キャリアハイ=2015年 .363・182安打・34本塁打・99打点・32盗塁 ※トリプルスリー

シーズンオフにはその持ち前の明るい天然キャラでバラエティー番組に引っ張りだこ、しかし試合ともなれば表情を変え、まるで怪物のような成績を残し続ける柳田選手。いまやホークスになくてはならない存在の選手となりました。

2019年オフにはソフトバンクと異例の7年契約を行い生涯ホークスでプレーすることを表明しました。

4番:宮崎敏郎(三塁手)

通算成績=.303・600安打・72本塁打・233打点
キャリアハイ=2018年 .318・175安打・28本塁打・71打点

宮崎選手は2018年シーズンに初めて20本塁打越えを達成し、来シーズンも大きく期待される選手の一人です。2017年シーズンには首位打者のタイトルも獲得し、順風満帆。着々と記録を伸ばし、2019年現在では通算打率3割越えと素晴らしい成績を積み重ねています。

5番:福田永将(一塁手)

通算成績=.263・21安打・69本塁打・243打点
キャリアハイ=2019年 .287・89安打・18本塁打・66打点

2019年はキャリアハイのシーズンとなった福田選手、開幕当初は控えに甘んじていましたがシーズン後半から本領を発揮しました。

年齢的にも全盛期を迎えているため、2020年はより飛躍の年になることが期待されます。

6番:梶谷隆幸(二塁手)

通算成績=.260・700安打・344打点・135盗塁
キャリアハイ=2014年 .263・138安打・16本塁打・72打点・39盗塁

ラミレス監督の下で覚醒した梶谷選手。監督からは試合のキーとなる選手としての期待だけではなく、チームを引っ張るリーダーとしての役割も期待されています。というのも梶谷選手自身とても熱い男のようで、その情熱で仲間を鼓舞することができると感じているからのようです。走攻守バランスの良い梶谷選手ですから、どのタイプの選手でも大変素晴らしい手本になることは間違いないでしょう。

7番:會澤翼(捕手)

通算成績=.264・488安打・58本塁打・241打点
キャリアハイ=2018年 .305・96安打・13本塁打・42打点

広島の正捕手としてめきめきと頭角を現し、球界屈指の“打てる捕手”に成長した會澤選手。強肩で知られる選手で、中学時代は盗塁阻止率100%という偉業を達成したほど。曾澤選手の愛称は「アツ」でとくに外国人選手からそう呼ばれることが多いようです。また會澤選手の名字が難しいことから、会沢と表記されることもあるようです。

8番:木村文紀(DH)

通算成績=.216・235安打・31本塁打・105打点
キャリアハイ=2019年 .220・86安打・10本塁打・38打点・16盗塁

2006年に高校生ドラフト1位で西武に入団した木村選手。元々は投手として入団しました。ですが、なかなか成績を残せず、また腰痛の影響で2012年オフに外野手へコンバート。その後は覚醒したかのように成績を残し、2019年は強力“山賊打線”の一員として活躍しました。

9番:福田秀平(左翼手)

通算成績=.235・255安打・24本塁打・120打点・79盗塁
キャリアハイ=2019年 .259・43安打・9本塁打・26打点

元々守備と走塁には定評のあった福田選手。2019年は勝負強い打撃に加えパンチ力も身に着けホークスの主力選手となりました。

2019年オフにはFA争奪戦の末、千葉ロッテへ移籍。レギュラーで1年間試合に出たらどのくらいの成績を残してくれるのか楽しみな選手です。

投手

田中将大(先発)

通算成績=防御率2.93・174勝・60完投・勝率.690
キャリアハイ=2013年 防御率1.2724勝・8完投・勝率1.00 ※沢村賞

田中選手は甲子園で投げ合った斎藤選手のライバルであり、良き友であります。強いハートと熱い投球が持ち味で、見ている人を引き込むような投球で周囲を圧倒させます。またプライベートではアイドル好きとしても有名で、奥様は元アイドルの里田まいさん。ちなみに一番好きなアイドルグループはももいろクローバーZだそうで、ご夫婦でライブも見に行っているそうです。

前田健太(中継ぎ)

通算成績=防御率2.80・144勝・28完投
キャリアハイ=2015年 防御率2.09・15勝・175奪三振 ※沢村賞

前田選手は現在ロサンゼルス・ドジャースで中継ぎや抑えとして大活躍中ですね。150キロオーバーのフォーシーム、ツーシームを中心に低速のスライダー、カーブなどを駆使して三振を奪うタイプの投球スタイルです。また制球力に定評があり、日本での通算与四球率は1.90と非常に低い数字になっています。今後もメジャーでの活躍に期待ですね。

澤村拓一(抑え)

通算成績=防御率2.74・68HP・74セーブ
キャリアハイ=2015年 防御率1.32・36セーブ

2010年のドラフトで巨人に1位指名を受けて入団した澤村選手。2016年には自身初のセーブ王に輝く等、巨人の守護神として地位を確立しています。近年は故障の影響もあり、成績は落ちていますが完全復活に向けてリハビリ、トレーニングを重ねているようです。

沢村選手には少々悲しいエピソードがあり、本拠地初勝利のウイニングボールをチームメイトのジョナサン・アルバラデホが間違って客席に投げ入れてしまい、そのまま行方不明になってしまいました。手元に戻ってこなかったようなので本人としては少々寂しい気持ちになったと思います。

戦力評価※(筆者の独断です)

攻撃力

守備力

機動力

投手力

ハンカチ世代ベストナインいかがだったでしょうか?

この世代は野手・投手ともスター選手揃いで今後の選手の活躍次第では“史上最強の世代”になる可能性を秘めていますね!

現役第一線で活躍する選手ばかりのハンカチ世代。ハンカチ世代の由来の斉藤選手もブレイクに向けて日々トレーニングを積んでいるようです。彼らの今後の活躍に期待しましょう。

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