どうもマツローです。
ホームランといえは観戦を盛り上げる野球の華ですよね。良いところでホームランが出るか出ないかで試合の流れが全く変わりますし、時に試合を決定づける一打となります。
そのため各球団のホームランバッターは総じて年俸が高く、2019年の日本プロ野球、野手の最高年俸は、ホークス・柳田悠岐選手の5億7000万円でした。
ちなみに柳田選手の昨季の年俸をホームラン数で割ると、1本あたり1388万円という計算になります。柳田選手ともなればチームには欠かせない選手なので当然の年俸ですが、プロ野球選手の中にはまだ若く、年俸が低くてもホームランでファンを魅了する選手も存在します。
そこで今回は、2018年のレギュラーシーズンにおいて5本以上ホームランを記録した日本人選手を対象に、年俸からホームラン1本あたりの値段を算出し、1本あたりのお値段が安かった【ホームラン・コスパランキング】をリーグ別にご紹介いたします。
2018年、若手野手の獅子奮迅の活躍を振り返ります。
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【2018年度】セ・リーグ ホームラン・コスパランキング 10傑
1位 岡本和真選手(巨人) 36万円
“天性のバッティングセンス”と呼び声高い岡本和真選手が、勝負の年となった2018年についに開花。年俸1200万円ながらチームトップとなる33本のホームランを放ちました。
好不調の波があろうとほぼスタメン起用された感は否めないものの、それでも期待に応え、プロ野球史上最年少で「3割・30本・100打点」という結果を出し、一流選手の器である証を見せつけました。
未来の主砲を託された岡本選手のさらなる飛躍に期待しましょう。
2位 高橋周平選手(中日) 150万円
打撃を評価されながらも2017年は打撃不振に陥っていた高橋周平選手が、今季それまでの鬱憤を晴らすかのようなキャリアハイの活躍を見せ、ホームラン・コスパランキングでも2位に躍り出ました。
高橋周平選手といえば、入団時にプロ野球最年少ホームランを放ったこともあり、長打力には定評があった選手です。そんな持ち前の長打力に加え広角に放つ柔らかなバッティングを武器に、2019年は“未完の大器”返上に挑みます。
3位 佐野恵太選手(横浜) 140万円
2016年ドラフト9位と決して高い評価ではなかった佐野恵太選手ですが、スイングスピードが速く、引っ張る能力に長けた未来のスラッガー候補です。
ルーキーイヤーに二軍でチームトップとなるホームランを放ち、2018年は2年連続となる開幕一軍入りを果たしました。
試合出場の半分以上が代打としての起用ですが、学生時代にチーム事情で内野手と捕手を務め、プロ入り後は外野守備にも挑戦していることから、2019年は守備位置でもチャンスの枠を広げたいところです。
4位 陽川尚将選手(阪神) 141万円
5位 西浦直亨選手(ヤクルト) 170万円
6位 大山悠輔選手(阪神) 227万円
7位 神里和毅選手(横浜) 250万円
8位 福田永将選手(中日) 276万円
9位 宮崎敏郎選手(横浜) 285万円
10位 鈴木誠也選手(広島) 300万円
【2018年度】パ・リーグ ホームラン・コスパランキング 10傑
1位 井上晴哉選手(ロッテ) 56万円
ルーキーイヤーにフレッシュオールスターでMVPを獲得し、未来のスラッガーとして期待されていた井上晴哉選手が、入団5年目となる2018年に覚醒。コスパランキングでも1位に輝きました。
恵まれた体格を活かした豪快なバッティングと、広角に打ち分けるしなやかなバッティングが躍動し、7月に初の月間MVPを獲得。これまで一軍では開幕直後の好調時が維持できず“春男”と呼ばれていましたが、2019年はこれを返上し、真の4番定着へ挑みます。
2位 内田靖人選手(楽天) 58万円
2017年に二軍で本塁打王と打点王の二冠に輝いた内田靖人選手が、2018年、満を持して一軍で躍動しました。
オープン戦で12球団トップの打率を残し、開幕後一時期は打撃フォームを崩したことで調子を落としましたが、持ち前の力強いバッティングを取り戻し、高卒生え抜き右打者として球団初の二桁ホームランを放ちました。
2019年は制度をあげ、一軍でも本塁打王と打点王を獲得する活躍を期待しましょう。
3位 山川穂高選手(西武) 68万円
チームの先輩である中村剛也選手と体格が似ていることから、「おかわり二世」と呼ばれていた山川穂高選手が、ついに本領発揮。超強力打線の4番を務め、西武を10年ぶりのリーグ優勝へと導きました。
上半身の使い方がうまくリストが強いという特徴に加え、強打者には珍しく変化球を苦にしないバッティングが魅力。豪快なバッティングとは裏腹に真面目で研究熱心な性格が、山川選手を日本を代表する4番打者へと導きました。
4位 田中和基選手(楽天) 72万円
5位 渡邉諒選手(日ハム) 112万円
6位 吉田正尚選手(オリックス) 119万円
7位 宗佑磨選手(オリックス) 130万円
8位 清水優心選手(日ハム) 142万円
9位 外崎修汰選手(西武) 150万円
10位 上林誠知選手(ホークス) 159万円
選手の努力が光る、汗と涙のコスパの良さ
セ・パ両リーグのホームラン・コスパランキングを調べたところ、両リーグを通じて最もコスパの良かった選手は、意外にも球団としては決してコスパの良くない巨人・岡本選手でした。そして両リーグを合わせると上位5選手が100万円を切るコスパの良さです。
また、パ・リーグは上位3選手がすべて2013年ドラフトから入団した選手で、他にも陽川選手・西浦選手・渡邉選手・上林選手など、2018年に入団5年目を迎えた「2013年ドラフト組」のコスパの良さが光りました。
ホームランバッターとしてのコスパの良さには才能だけではない、それぞれの選手が培ってきた努力と試行錯誤があります。上位に名を連ねたすべての選手のホームランが、2019年にはたくさんの笑顔をチームとファンにもたらしてくれることを願います。
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