どうもマツローです。
今回はMLB史上屈指の強打者バリー・ボンズ選手について紹介していきます。
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Contents
バリー・ボンズとはどんな選手?
まずはバリー・ボンズのプロフィールを簡単に紹介しましょう。
本名:Barry Lamar Bonds
出身地:アメリカ カリフォルニア州
経歴:ピッツバーグ・パイレーツ (1986-1992)~サンフランシスコ・ジャイアンツ (1993-2007)
投打:左投左打
守備位置:外野手
バリー・ボンズはメジャーリーグ歴代1位の通算762本塁打、シーズン73本塁打を記録した、メジャーリーグ最高のホームランバッターです。
また史上唯一となる通算500本塁打500盗塁を達成した選手でもあり、パワーとスピードを両立した稀有な選手と言えます。
バリー・ボンズのプロキャリアを振り返る
バリー・ボンズは85年にドラフト1位でピッツバーグ・パイレーツに入団し、プロ2年目の86年にメジャーに昇格しました。
メジャーデビュー1年目から16本塁打・48打点・36盗塁の好成績を残したものの、打率は.223と伸び悩みました。87年以降は走攻守揃った外野手としてスタメンに定着し、年々本塁打数が伸びていきます。
90年はオールスターゲームに初選出されるなど序盤から活躍を見せ、打率.301・33本塁打・114打点の好成績を残しました。さらに盗塁もリーグ3位の52盗塁を記録し、史上2人目の30本塁打50盗塁を達成し、パイレーツの地区優勝に大きく貢献したのです。
パイレーツは92年まで3連覇を果たし、ボンズは主軸打者として活躍を続け、92年には自身2度目のトリプルスリー(3割30本塁打30盗塁)を達成しました。
93年シーズンからはサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍し、移籍初年度から本塁打王・打点王の二冠を獲得するなど大活躍します。95年には自身3度目となる30本塁打30盗塁を達成、96年にはメジャー史上2人目の40本塁打40盗塁を達成し、史上4人目となる通算300本塁打300盗塁を達成しました。
その後も本塁打と盗塁数を重ね、98年にはメジャー史上初となる通算400本塁打400盗塁を達成。2003年には通算500本塁打500盗塁を達成しました。
また、2001年は2度の6試合連続本塁打を記録するなど本塁打を量産。マーク・マグワイアの70本塁打を超える73本の本塁打を放ち、メジャーリーグのシーズン最多本塁打の新記録を樹立しました。
2004年に40歳を迎えてもその凄まじい打棒は衰えることなく、その年に2度目の首位打者を獲得。史上3人目の通算700本塁打も達成しました。
2007年にはハンク・アーロンの記録を超える756号の本塁打を放ち、メジャーリーグの通算最多本塁打記録を塗り替えました。しかし、この頃にはボンズ自身の薬物使用疑惑が強まっていたこともあり、ファンやメディアの反応は冷ややかなものになっていたのです。
2007年シーズンも打率.276、28本塁打66打点の成績を残しましたが、年俸高騰や薬物疑惑によるイメージダウンの影響もあり、この年限りでジャイアンツからの契約を切られてしまい、プロのキャリアを終えています。
実働22年間で762本塁打、514盗塁を記録しました。
ではボンズ選手のプレー集を見てみましょう。
バリー・ボンズはどんな能力に優れていた?特徴を解説
バリー・ボンズが他の選手と比較して、能力が突出しているのは以下の点です。
- 走攻守全てがトップクラスの高水準
- 四球が多く出塁率が高い
- 三振が非常に少ない
1.走攻守全てがトップクラスの高水準
バリー・ボンズは走攻守のどれを取ってもメジャートップクラスの高水準の選手でした。本塁打も盗塁もトップクラスであるほか、ゴールドグラブ賞も8回受賞しています。
2.四球が多く出塁率が高い
四球が非常に多く、高い出塁率を誇ります。2004年シーズンに記録した出塁率.609はメジャー記録となっています。通算成績の出塁率も.444という驚異的な高さです。
四球の多さの原因は圧倒的な打棒に起因する敬遠の多さです。2004年にはシーズン120敬遠のメジャー記録を打ち立てています。現役中にランナーなしで敬遠されたことが41回あり、98年には9回ツーアウト満塁から敬遠されたこともあります。
https://www.youtube.com/watch?v=xi7IPZAcP78
満塁で敬遠された動画
3.三振が非常に少ない
1年目に102三振を喫して以降、年間100三振を超えたことがありません。2004年は41三振しか記録しておらず、三振の数がホームランの数を下回りました。
バリー・ボンズの通算成績と表彰
最後にバリー・ボンズの通算成績を紹介します。
実働:22年
2986試合・2935安打・762本塁打・1996打点・514盗塁
※500本塁打-500盗塁はMLB史上唯一の達成者
首位打者 2回 (2002年、2004年)
本塁打王 2回 (1993年、2001年)
打点王 (1993年)
ナ・リーグ年間MVP 7回 (1990年、1992年-1993年、2001年-2004年)
ゴールドグラブ賞 8回 (1990年-1994年、1996年-1998年)
まとめ
バリー・ボンズは2000年以降は薬物問題で評価を落としますが、薬物疑惑が囁かれる前から殿堂入りレベルの記録を残しており、そのバッティング技術や野球センスの高さはメジャーリーガーなら誰もが認める選手です。
それだけに薬物疑惑が出てしまったのは残念ですが、バリー・ボンズがメジャー史上トップクラスの選手の一人であることは間違いのない事実でしょう。
今後、メジャーリーグでまたバリー・ボンズのような選手が現れると良いですね。
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