どうもマツローです。
今回はニューヨーク・ヤンキースのクローザーとして活躍したマリアノ・リベラ投手について書いていきます。
まずはマリアノ・リベラのプロフィールを簡単に紹介しましょう。
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マリアノ・リベラ投手のプロフィール
本名:Mariano Rivera
出身地:パナマ パナマ県
経歴:ニューヨーク・ヤンキース (1995-2013)
投打:右投右打
守備位置:投手
身長/体重:188cm/88kg
マリアノ・リベラはメジャーリーグ歴代最多のセーブ数を誇る投手です。最優秀救援投手のタイトルを通算6度受賞しました。
また、ポストシーズン歴代最多の登板数、セーブ数も記録しています。
入団から引退までニューヨーク・ヤンキース一筋でプレーしました。
マリアノ・リベラのプロキャリアを振り返る
マリアノ・リベラは90年にニューヨーク・ヤンキースに入団し、95年にメジャーデビューを果たします。デビュー時は先発投手でしたが伸び悩み、トレード要因になったこともありましたが、大幅に球速が向上したことでトレード要因から脱します。
9月にはスタミナの不安からリリーフ投手へと転向し、96年シーズンはクローザーに繋ぐ中継ぎとしてシーズンを通して活躍します。61試合に登板し、防御率は2.09を記録し、ヤンキースのワールドチャンピオンに貢献しました。
97年シーズンからはその後の定位置となるクローザーへ転向します。開幕後は6登板中4度で救援失敗するなど伸び悩みますが、結局66試合に登板し6勝4敗43セーブ、防御率1.88という好成績を残しました。
その後はヤンキースの絶対的なクローザーとして君臨し続け、毎年40セーブを越え、時には50セーブを超えるような活躍を続けます。
2002年には通算225セーブを挙げ、球団記録を更新。2006年には史上4人目となる通算400セーブを達成しました。2009年には通算500セーブを達成、2011年には通算602セーブを達成し、トレバー・ホフマンのメジャー最高記録を抜き、ギネスブックに登録されました。
また、ポストシーズンでの活躍も目覚ましいものがありました。99年に敗戦投手になってしまうまで、ポストシーズンで23試合連続セーブという記録もあります。
ポストシーズン最終登板となる2011年までの間にポストシーズン96試合に登板し、42セーブを記録しています。これは長年の間、ポストシーズンで投げられるような一線で活躍を続けたからこそ達成できる偉大な記録と言えるでしょう。
2012年、リベラはヤンキースとの契約最終年ということもあり、その年限りでの引退をほのめかしていました。しかし、怪我で9試合しか登板できず5セーブの記録にとどまりました。この怪我があり「このままでは引退できない」と2013年シーズンもプレーすることを表明します。
2013年3月にシーズン終了後に引退することを表明しました。2013年シーズンは現役最後のシーズンでありながら64試合に登板し、6勝2敗44セーブ、防御率2.11という素晴らしい記録を残し、カムバック賞を獲得しました。
マリアノ・リベラはなぜ長く活躍できたのか?特徴を解説
マリアノ・リベラはメジャーリーグ史上最高のセーブ数をマークするほど活躍しましたが、なぜここまで活躍ができたのでしょうか。
考えられる主な理由を2点挙げましたので、解説します。
- 極上の切れ味鋭いカットボール
- 正確にコントロールできる制球力
1.極上の切れ味鋭いカットボール
リベラは打者の手元で鋭く変化する切れ味抜群のカットボールを持っており、投球の8割近くがこのカットボールとなっています。
打者はカットボールに狙いを絞って打てばよいのですが、手元で急激に変化するため、分かっていても容易に打つことが出来ません。またカットボールの球速も150キロ以上出ているため、何とかバットに当てても芯を外され、完璧に捉えることが非常に難しいのです。
驚異の高速カットボールは以下の動画で見られます。
2.正確にコントロールできる制球力
また制球力も非常に優れており、通算での与四球率(9イニング投げた場合に何個四球を与えるか)は2.0となっています。与四球率は2.0を切るとかなり優秀な部類になるため、リベラは四球から自滅することがほとんどなく、長きにわたって活躍できたといえます。
上記2つのストロングポイントを裏付けるデータとして、リベラのWHIP(1イニングあたりに何人の走者を出しているか)が挙げられます。WHIPは1.2を下回ると一流の投手と言われますが、リベラは通算でもWHIPが1.00、キャリアハイ(2008年)だと驚異の0.62という数字を記録しています。
またリベラはポストシーズンの大舞台にもめっぽう強く、ポストシーズンの通算WHIP(141イニング)が0.76と非常に優秀な数字を残しています。
マリアノ・リベラの通算成績と表彰
最後にマリアノ・リベラの通算成績を紹介します。
実働:19年
1115試合82勝60敗652セーブ1173奪三振 防御率2.21
最多セーブ投手 3回(1999年、2001年、2004年)
最優秀救援投手 6回(1997年、1999年、2001年、2004年-2005年、2009年)
ワールドシリーズMVP 1回(1999年)
カムバック賞(2013年)
まとめ
マリアノ・リベラはニューヨーク・ヤンキース一筋にクローザーとして活躍し続け、メジャー記録を塗り替えた偉大な投手です。ほぼカットボールだけ投げてきて、これだけの偉大な成績を残した投手はリベラ投手以外存在しません。
今後野球界ににリベラに肩を並べるような“絶対的クローザー”がまた現れると良いですね。
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